今回の熊本弁も初級中の初級だが、なぜか今まで見落としてしまっていて、紹介してこなかった。
これをまずマスターすると使い回しができるので、ぜひはじめに覚えて欲しい熊本弁だ。
今週の熊本弁・方言は『こぎゃん』
使い方
「こぎゃんこすたくりん見たことなかっ!」
「こぎゃんこつで負けてたまるか!」
「こぎゃんしてはいよ」
「こぎゃん飲んだらええくらうばい」
大阪弁で言うと
「こないこっすいやつ見たことないわ!」
「こないなことで負けてたまるかいな!」
「こないしてや」
「こない飲んだら酔うてまうわ」
京都弁で言うと
「こんなすこいお方見たことあらしまへん!」
「こんなことで負けしまへん!」
「こんなしておくれやす」
「こんないただいたら酔うてしまいますぅ」
奈良弁で言うと
「こないこすいやつ見たことないわ!」
「こないなことで負けてたまるか!」
「こないしてな」
「こない飲んだら酔ってまうわ」
標準語
「こんなにズル賢い人見たことないよ!」
「こんなことで負けてたまるか!」
「このようにしてください」
「こんなに飲んだら酔っ払うよ」
意味
こんな / このような / こう
語源を勝手に妄想してみる
語源については「そぎゃん」と同じで、「こ」の部分はわかるのだが、「ぎゃん」の部分がなぜ出現したかはわからない。「こんな」→「こんなん」→「こにゃん」→「こぎゃん」になったのだろうか?
まとめ
こそあど言葉はどの地方にも存在するが、やはりその地域で独特な言い回しがあることがおもしろい。関西なら「こない」「そない」「どない」となる。やっぱり語源がわからないなぁ。
※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。
※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。
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