【ぎゃん】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今週の方言・熊本弁は『ぎゃん』

今週の熊本弁はなんとなく理解しやすい方言かもしれない。個人的には可愛く聞こえてしまう気がする(笑)

 

使い方

「ぎゃん好きか」

「ぎゃん行って、ぎゃん曲がって、ぎゃーんたい」 

「どぎゃんしたと?」

 

 

関西弁で言うと

「バリくそ好きやねん」

「ガー行って、ガッと曲がって、バァ~やわ」

「どうしたん?」

 

標準語

「すごく好き」

「まっすぐ行って、曲がって、まっすぐだよ」

「どうしたの?」

 

意味

(1)とても / 非常に / めっちゃ

(2)勢いを表す

(3)こそあど言葉と結びついて「このように「そのように」「あのように」「どのように」という意味になる。

 

語源を勝手に妄想してみる

3つの意味があるので、おそらくそれぞれの語源は別々なのだろう。ただ物事の度合いを表す「非常に」という意味と二つ目の「勢いを表す」用法には共通点があるのかもしれない。非常にという意味が勢いの強いさまを表すので、今行っている状態を強く継続するという意味が入っているかもしれない。

 

エピソード

熊本に来たら熊本人の会話を注意深く聞いてみて欲しい。この「ぎゃん」ばかり出てくるのだ。「どぎゃんしたと?」「こぎゃんいらんたい」「ギャン行って、ギャーン曲がった所たい」「そぎゃんね?」などなどw結構聞こえてくるので「ギャン」に注目すると「ギャン!ギャン!ギャーン!」というように聞こえてくるぞ!結構楽しくなるので、熊本に来たら「ギャン」をどれだけ聞けるかというチャレンジをしてもらたい(笑)

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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