【んごつ】の意味と使い方｜熊本弁方言講座（関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説）

どぎゃん言うと？熊本弁・方言講座

今週の熊本弁は、熊本弁として扱っていいのかどうか微妙だが、よく使われる上、個人的には結構重要な熊本弁だと感じているので、ご紹介。結構応用が効くのでマスターしておいて損はないはず！

「山んごつあるけん持っていきなっせ」

「こぎゃんこつで負けてたまるか！」

「いたずらさせんごつ見ときなっせ」

「アホみたいにあるさかい持っていってやぁ〜」

「こないなことで負けてたまるかいな！」

「いらんことせんように見とかんと」

「山のようにあるから持って行ってね」

「こんなことで負けてたまるか！」

「いたずらしないように見ておいてね」

〜のように / 〜のような

熊本弁では「ん」をよく多用する。ほとんどの場合「〜の」という意味だ。今回の「んごつ」の「ん」も「〜の」という意味だ。さらに「ごつ」「ごと」は熊本では「ようだ」「ように」というように使われている。合わせて「〜のようだ」「〜のように」という意味になる。

もう一つの説は、「如く」から派生しているのではないか？というもの。「ごとく」→「ごと」→「ごつ」になったのではないだろうか？

娘としりとりをしている時に、私が思わず「ん」を使った単語を答えて「負けたー！」と叫んだら、娘が「まだある！『んごつ』」と答えた（笑）熊本に来てまだ熊本弁に慣れていなかった私は娘から教えてもらったのだ。それにしても子供の順応性はすごいなぁ。

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

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