今回の熊本弁は初級中の初級だが、なぜか今まで解説してこなかったので、紹介することにした。結構な頻度で使われる熊本弁なのでマスターしておこう!
今週の熊本弁・方言は『そぎゃん』
使い方
「そぎゃん大金ば持っとっとしょなまるるばい」
「そぎゃんこつすんならでけん!」
「そぎゃんこつば言うならどつかるっばい。」
「そぎゃんこつでぶすくるるやつがあるか!」
大阪弁で言うと
「そないな大金、持っとったらねたまれんで」
「そないなことしたらあかん!」
「そんなん言うとったらシバきまわされるで!」
「そないなことでふてくされてどないすんねん!」
京都弁で言うと
「そんな大金、持ってたらねたまれますえ?」
「そんなことしたらあきまへん」
「そんなん言うてたらどつかれるえ〜」
「そんなことでふてくされてどーするんどす?」
奈良弁で言うと
「そないな大金、持ってたらねたまれんで!」
「そんなんしたらあかんで!」
「そんなん言うてたらシバきたおされるで!」
「そんなんでふてくされてどーすんねん!」
標準語
「そんな大金、持っていたらねたまれるよ」
「そんなことしてはいけません」
「そのようなことを言っているとどつかれるよ」
「そんなことでふてくされてどうするの!」
意味
そんな / そのような / そう
語源を勝手に妄想してみる
語源については「そ」の部分はわかるのだが、「ぎゃん」の部分がなぜ出現したかはわからない。「そんな」→「そんなん」→「そにゃん」→「そぎゃん」になったのだろうか?
まとめ
今回の「そぎゃん」は色々なところに活用ができる「こそあど言葉」なので、県外の人にも理解しやすく使いやすいのではないだろうか?とりあえず、自分の方言で「こそあど言葉」を使う場面で「そぎゃん」を使うとまず間違いなく当てはまるので、便利な熊本弁だ。
※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。
※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。
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