【よばるる】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今週の熊本弁・方言は『よばるる』

今週の熊本弁は、方言度合いは少ないが、いざ聞くとなるとわかりにくいかもしれない。

 

使い方

「夕飯よばるるごてなった」

「ばあちゃんげで夕飯ばよばれちきた」

 

 

関西弁で言うと

「晩メシ、よばれて帰ることになったわ」

「ばぁちゃんちで晩メシ食ってきたわ」

 

 

標準語

「晩ごはんをご馳走になることになったよ」

「おばあちゃんの家で晩ごはんをいただいてきたよ」

 

 

意味

いただく / ご馳走になる

 

語源を勝手に妄想してみる

 

関西でも「ご馳走になる」ことを「よばれる」という。これはきっと「お呼ばれ」から派生したのではないか。「パーティーに呼んでもらう」と食事も食べることができる。そこから「呼ばれる」=「食事をいただく」という意味になり、「ご馳走になる」=「よばれる」になったのでは?

 

まとめ

熊本では、語尾の「レル」が「ルル」と変化することが多いが、それ以外はやっぱり関西弁にも似ている。関西で使われている昔の都言葉と熊本の武家言葉にかなりの共通点があるのかもしれない。

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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