【くまもと人物百景】半田麻衣さん リサイクルパークマーケットで小さい子供からお年寄りまで巻き込んだ地域創生を実行中

熊本って、自ら「事を起こそう!」という、フロンティア精神に溢れる人たちがたくさんいるように感じる。

そういう気持ちを起こさせてくれる土地柄?県民性?文化?

熊本市内中央区の白川公園。

この街の真ん中で、年に2回の春と秋、“リサイクルパークマーケット”を主催する、半田麻衣さんも、その精神たくましい一人。

今度の日曜(21日)は、そんな半田さんがプロデュースするフリマが開催される。

リサイクルパークマーケット主催者:半田麻衣さん

お出掛けに気持ち良い季節に。

“リサイクルパークマーケット”。いわゆる、フリーマーケット=フリマ。半田さんが考えるフリマ事情や、フリマの魅力って何なのかしら?

「最近ではインターネットのフリマサイト『メル●リ』が流行っているように、リサイクルアイテムの取り引きについては、生活の中でも自然に受け入れられるようになってきている……かと思います。インターネットで、というのは斬新ですけれど」

「フリマの醍醐味、とくにインターネットではなく、リアルの場でのフリマでは、まずは気になるアイテムを手に触れ、素材感を確認し、試着ができるのは分かりやすいと思いますが、それ以上に私が魅力だと思っているのが、対面で、売り手と買い手のコミュニケーションが生まれる点です。『コレとコレをいただきたいので、アレはサービスしてくれる?』というような駆け引き?(笑)が交わされるケースもあるでしょう。一方で、フリマで出逢う売り手と買い手は、趣味が同じということなりますので、そのアイテムやブランドについて、共通の趣味の話に花が咲くこともあるでしょう。こうしたコミュニケーションを楽しんでいただく機会こそがフリマだと私は思っています」

「リサイクルパークマーケットは、私ともう一人の女性と、二人で立ち上げたもので、今も二人で運営しています。ご協力をいただいている方々からは、おそらく、私たち二人が事前も当日も、飛び回っている印象が強いのが……私たちのフリマの特徴かもしれません(笑)」

そもそも厳密には、フリマはオークションとも、マルシェとも違います。半田さんのフリマは、どんなものが出展されているのかしら?

「前提として、私たちの主催するフリマは、公共の場、熊本市が管轄している公園を利用させていただいている制約がある以上、営利目的はNG。つまり、このフリマでの売上を目的に用意されたもの、作られたものは出展できません。あくまで、一個人が貯蔵している、家庭内では不要なものを、必要な方に譲り渡す場。販売のプロが出店する場ではない、と言えば、分かりやすいでしょうか」

「出展物を見ていると、単なる使い古しは少ないように感じます。使い古されたものだと、誰も欲しくないですもんね(笑)。『買ったけど、サイズが合わなかった』ですとか、『大好きだから2個買ったけと、結局1個しか使わないから』という、ほとんど使用感のないアイテムも結構多いですよ。出展者の中には、アイテムに対しての想い入れが強過ぎて、会場に持ってきて展示するだけで、『絶対売らない』という方もいました(笑)」

市内の街中。いろんな方が気軽に来れそう場所ですね。

「白川公園はバス通りに面しているので、交通の便は良いところ。お車でお越しの方も、すぐ近くに大型の立体駐車場もありますし、最近はメルパルクさんの駐車場もお借りできるようになりました。街中にある公園なので、フリマ目的にお越しいただく方だけでなく、お買い物などの『ついでに』で、お立ち寄りいただける場所になっています」

「フリマではあるのですが……アイテムの取り引きというよりも、ご家族連れやカップルが遊びに来てくれている機会になっています。公園の中なので、子供たちが元気に走り回っていますし、ビニールシートを敷いてお弁当を食べている光景も(笑)。熊本には他にもフリマはありますが、屋外会場は意外と多くありません。こうした『遊びに来てくれる』という休日のきっかけ作りがしたかったので、会場も公園にこだわりましたし、開催時期もお出掛けに気持ちの良い季節の、春と秋に決めました」

 

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 必要なものを、必要な人に、もっと。

そもそも、学生時代からフリマとは縁深いという半田さん。フリマに「目覚めた」経緯は何だったのかしら。

「学生時代はフリマに助けられていました。ちょうど、いろんな洋服が、たくさん欲しい時期で、でも学生なので、オカネもない。その頃は東京にいましたので、原宿とか、表参道とか、そういうオシャレな街の屋外で、オシャレな人たちが、私の欲しい洋服を扱っている……。フリマに行くたび、『これよ!見つかった!』という感動を味わっていました。物を譲り受けるだけでなく、同時に、いろいろな情報もいただいていたような気がします。このときのイメージが、私たちのリサイクルパークマーケットに影響していると思います」

「学生時代は、フリマ通いだけじゃなく、音楽イベントを仲間内で企画して、ときどき開催していたんです。つまり、学生時代からずっと、さまざまな年代や環境の方々が気軽に集まってくれるような……そんな、面白い企画を模索していたのでしょう。実際にフリマを起こすようになったのは、熊本に来てからですけれど」

 

やがて熊本にやって来た半田さん。フリマ主催の動機に駆られたのが、熊本地震後の街中での様子を見たときらしいわ。

「熊本地震直後は、全国からたくさんの物資をいただきましたよね。おかげで早く元の生活に近い状態になれた方々もいらっしゃったと思います。ただし……ゴミの分別がちゃんとできていない時期もあって、街中にゴミが集まってしまったときがありましたよね。そのとき、まだまだ使えそうなものがゴミとして紛れてしまっているのを目の当たりにして、『必要なものが、必要な人に、もっと行き渡るような仕組みこそ、必要かもしれない』と、半ば、使命感のような衝動が生まれました」

「そのときに、同じ使命感を持った、今のパートナーと一緒に、リサイクルパークマーケットの準備に入っていきました。本当は若くて勢いのある方たちが主体となって引っ張ってくれて、私はそれを応援する側に回りたいのが本音なのです。でも、当時は、そうした若者に出逢えませんでしたので……パートナーと、『じゃ、私たちでやろうか』と(笑)」

「第1回の開催が2017年の春。そこから、春と秋に開催をしていますが、1回、悪天候で中止をせざるを得なかった回がありまして、今度の日曜は開催3回目。私たちは1回が終わると、すぐに次の開催に向けて……と動き出して、勝手にバタバタしていますので、実際、『まだ3回目か』という感じですね(笑)」

 

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人脈が人脈を生み、交流が広がる。

 

フリマの主催者……だけじゃない、半田さん。デイケアセンターでのお仕事、あと、フリーランスのベビーシッターとして出張託児や絵本の読み聞かせの活動もされるなど、精力的。

「デイケアセンターではご年配の方と、一方で、別の仕事では乳児・幼児とも一緒になる機会がある。フリマでは、その間の世代と関わりを持たせていただいていますので、私は全世代を制覇と思います(笑)」

半田さん曰く、「全世代の制覇」にこだわっているのも、将来の夢に近づけるため。

「学生時代からの発想そのまま、さまざまな世代、環境・境遇の方々が、気軽に立ち寄れる交流の場を作っていくのが最終目標です。今のフリマも、そこを目指して毎回企画していますけれど、まだまだ、できることはたくさんあると思っています」

「今、この先、私自身が全世代と繋がりを持ち続けていれば、いつか……必ずその人脈が、新しい人脈を生んで、同じ気持ちを持つ人たちの輪ができていくと信じています。フリマ自体も物の交換の場ではなく、人と人、情報と情報が行き交う場であり、リサイクルパークマーケットはそんな場であることにこだわり続けていきたいですね」

 

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 まとめ

半田さんが仰るように、以前よりもフリマは身近な存在になってきています。

「こだわり」を抱き、バタバタしながらも最終目標はブレない半田さん。

半田さんが主催する企画、“リサイクルパークマーケット”には、物、人、情報が織りなす、素朴で
幸せな空間がありそうね。

21日は好天に恵まれますように!!

くまもと人物百景

半田 麻衣(はんだ・まい)
1980年3月生まれ
東京都出身
尊敬する人:マザー・テレサ
好きな熊本グルメ:陣太鼓ソフトクリーム

≪企画概要≫

企画名:リサイクルパークマーケット2018秋
開催: 2018年10月21日(日)
※雨天の場合は10月28日(日)に順延
場所: 白川公園(熊本市中央区草葉町5)
時間: 10:00〜15:00
主催: リサイクルパークマーケット実行委員会
後援: 熊本日日新聞社、熊本市、RKK

公式HPはこちら

 
取材して写真撮ってこの記事を書いてくれたのは

サラミさん

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