3日後にまた食べたくなる熊本のミートパイが東京や全国でバカ売れ!新名物グルメのfeal’s pie

以前にもご紹介した熊本市中央区にあるfealというカフェ。ミートパイの専門店なのだが、そのfealのミートパイがエライことになっているのだ。熊本や九州はもちろん、東京・大阪・福岡など全国から問い合わせが殺到していて、生産が追いつかない状態だという。改めてfeal’s pieの魅力に迫った。

熊本の新名物グルメあか牛ミートパイ

ミートパイとは

日本でパイと言えば甘いアップルパイなどを想像する人も多いと思うが、ミートパイは甘くない惣菜のパイなのだ。もともとミートパイは、パイ生地の中に挽肉をいれて焼き上げた伝統的なイギリス料理だが、現在はアメリカやオーストラリアが有名になっている。
日本にはまだ定着していないので、食べたことがある人はまだ少ないのが現状。

 

feal’s pieのミートパイのスゴさ

feal’s pieのラインナップは4種類、あか牛(あかうし)ミートパイ、スパイシーミートパイ、グリーンカレーパイ、マルゲリータパイなのだが、今回は一番人気のあか牛ミートパイについて聞いてきた。パイおじさんと名乗るオーナーのこだわりがスゴ過ぎたぞ!

 

作り手へのこだわり

まずスゴイのがミートパイ調理専用の自社ラボ(研究所&製造工場)を作るところからこだわっている。さらにミートパイを調理できるのは選ばれた少数精鋭。また衛生管理のために、毎月専門機関に商品を送って衛生検査も行っている徹底ぶり。

どんだけ几帳面やねん!

 

具材や作り方へのこだわり

超希少価値が高く高級な熊本の有名和牛の「あか牛」をふんだんに使っている。本場オーストラリアのミートパイも赤身のお肉を使っているそうだが、ミートパイには脂が多いお肉ではなく赤身の旨味がギュッと詰まっていて脂っぽくないあか牛の方が合うそうだ。生地にたっぷりバターを使っているから脂が多いと味がクドくなるのだとか。

あか牛の稀少性についてはこちらの記事をどうぞ。

熊本の「あか牛」ってどんな牛?女性にうれしいジューシーでヘルシーあかうし~って何者?

あか牛高いのに〜めっちゃ入ってるからビックリするわ!

 

熊本大好きだから熊本県産

小麦粉、トマト、玉ねぎ、卵などなど色々な具材がコレデモカというくらいに入っているあか牛ミートパイだが、具材の多くに熊本県産を使用することにこだわっている。

このあか牛ミートパイをきっかけにもっと熊本県の食材のおいしさを知ってもらいたいとの想い込められているそうだ。

あか牛ミートパイはきっかけに過ぎないってどんだけええ人やねん!

 

作り方にもこだわり過ぎ

とにかく具材はたっぷり使うこと!大量の玉ねぎとトマトを使って甘みとあか牛本来の赤身の旨味を引き出すのだそうだ。そのため調味料の使用はできるだけ最低限にし、少量のスパイスだけで何時間も煮込んでいる。

余分な味付けをせず熊本県産の素材そのものの味を存分に味わってもらいたい。と熱く語るパイおじさん。

「feal’s pieのあか牛ミートパイは生地にもこだわっているんだけど、中の具材もおいしいのがパイおじさんのミートパイ。これを食べたらやみつきになるよ〜」と嬉しそうに語っていた。

食べたくなるなるミートパイ♫ってか?(笑)

 

手作りへのこだわり

現在、全国の百貨店などを中心に、東京、名古屋、大阪、福岡などからの出店依頼や注文が殺到しているfeal’s pieだが、実は生産が追いついていないのだそうだ。機械化して大量生産すれば一気に販路を拡大できるのでは?と質問をぶつけたところ、パイおじさんのこだわりが返ってきた。

「確かに機械化したりすれば大量に作れるし、形もカッコイイものができるかもしれないけど、一つ一つの具材の状況を確認しながら煮込んで、一つ一つパイで包んで焼き上げることで愛も一緒に包み込めるんだ(照)

それに具材の状況や季節などを考慮してレシピを微妙に変化させないとこの味は出ないしね。

見た目はデコボコだったり一つ一つの形が違ったりするけど、味は間違いなくおいしいと思うよ。数での勝負ではなく、味とクオリティと愛で勝負していきたいなぁ(笑)」

とのことだ。

パイを包んで笑顔と愛であなたを包みますって何うまいこと言うとんねん!

パイおじさんは言うてへんか(笑)

 

15年前から2年ごとに改良を繰り返している

feal’s pieの味へのこだわりは尋常じゃない。なんと15年前からミートパイを日本中に広めるために2年ごとに改良を繰り返し進化してきているのだ。その結果、本場のオーストラリアやアメリカの人も大絶賛している。味だけでなく大きさも改良を重ねている。外でもお子様でも女性でも食べやすいように小さめのサイズにしているそうだ。

パイおじさんは

「これ言うと怒られるかもしれないけど、100カ国の人が食べても僕のパイがうまいって言ってくれそうな気がする・・・

それだけの人に食べてもらったことないんだけど(笑)

日本人の口には合うと思うし、外国人も喜んでくれているしね。

日本一おいしいミートパイと言われるようになりたいな」

と控えめでニヤニヤしながら話していたが、鼻の穴は膨らんでいたので、きっと本気だろうな(笑)

 

さらに

「正直、feal’s pieのパイは見た目のクオリティは低いんだ。手作りでボコボコだけど、食べ比べてみるとたぶん僕のパイの方がおいしいんじゃないかな。たぶんだけどね(汗)」

「パイ生地も楽しんで欲しいけど、中の具を楽しんで欲しいので、たっぷり入れているんだ。小さいけど食べ応えがあると思うよ〜」

と優しい口調だが、長年の努力に裏打ちされた自信を感じさせる笑顔で答えてくれた。

15年もミートパイ作り続けたらそらパイおじさんって呼ばれるわな。

でも、ミートおじさんじゃなくてよかった。

ミートおじさんやったらキン肉マンみたいやん(笑)

 

 

ミートパイと言えば熊本と言われるように

ミートパイと熊本に惚れ込み研究と改良を重ねてきたfeal’s pieのあか牛ミートパイ。まだまだ日本には定着していないミートパイ文化を広めていくという。そして、ミートパイと言えば熊本と言われるようにしていくことが当面の目標だそうだ。

「熊本の食材で作るから絶品のミートパイができるんだ。熊本の食材と人たちに感謝しかないよ」とパイおじさん。

確かに熊本の食材はおいしいもんなぁ!

ほんまに何を食べてもうまいからビックリするんよなぁ。

 

美味しい食べ方

パイおじさんに購入後のミートパイをおいしく食べる方法を聞いてきたぞ。

電子レンジとオーブントースターを使用の場合

  1. パイを冷凍状態のまま袋から出し皿に移し、ラップをかけ電子レンジで約30秒ほど温める。
  2. 電子レンジから出しオーブントースターの下火(500w)で約5分ほど焼く。

※下火機能がない場合はアルミホイルを被せて焼く。
※機器により火力に違いがあるのでコゲないよう注意が必要。

 

オーブンレンジを使用の場合

  1. オーブンレンジを200℃に予熱。
  2. 予熱完了後、パイを冷凍状態のまま袋から出し耐熱皿に載せオーブンで約10分ほど焼く。

※機器により火力に違いがあるのでコゲないよう注意が必要。

 

あか牛ミートパイを食べてみた

今回は、あえて家に持って返ってからオーブントースターで温めて食べてみたぞ。温めるとバターの甘い香りとお肉のいい香りが漂って食欲をそそるぞ!

大きさは約9cmといったところ。

手のひらサイズだ。

思っていたより結構重く感じる。

いざ実食!

パイ生地はサクッとしていながらしっとりしている!

パイがパサパサな商品があるが、あか牛ミートパイの生地はそれがない!

サクッとしっとりでほんのり甘い!

具材もいっぱい入っている!

あか牛は高級品なので、少ししか入っていないんだろうなと思っていたが、しっかり入っているぞ!

あか牛の赤身の旨味が口の中に広がり存在感が感じられる。

玉ねぎの甘みがさらにあか牛の風味を豊かにしてくれている。

またトマトの味もしっかり味わえて、ボロネーゼのような味わい。

玉ねぎの甘みとトマトの若干の酸味と風味があか牛の味を引き立てている。

これはうまい!!

もう一口!もう一口!と食べていたらすぐに終わってしまった・・・

 

これは確かにまた食べたくなる味や。

3日後どころか明日も食べたいわ!

ぜひ食べてみて欲しい!

絶対やみつきになるで!

 

どこで買えるの?

▼熊本のお店▼
[info-start] ・名称: feal(フィール)
・住所: 熊本市中央区上通町4-10トラヤビル2F
・営業時間: 11:30~23:00※金土祝前日は翌1:00まで営業
・定休日:不定休
・電話番号: 096-327-5345
・駐車場: なし(近くに有料Pあり)
・公式サイト: http://feal.co.jp/
・Facebook: https://www.facebook.com/feal.cafe/
[info-end]

▼ネット販売▼

▼催事販売▼

全国の百貨店などに期間限定で出店しているぞ!

 

そんなパイ専門店fealが販路拡大に挑戦!

これまで紹介してきたfealだが、この秋からパイ専門店へと進化する。

その進化に伴って、ミートパイを研究するパイラボを移転し、大きくすることで、生産量を増やし、全都道府県に出店する計画に挑戦するそうだ。

詳しくは以下のクラウドファンディングのページをご覧いただき、ぜひ応援してあげて欲しい!

クラウドファンディングはこちら

 

まとめ

今回、パイおじさんにミートパイのことを聞いて彼の熊本に対する愛とミートパイにかける情熱がひしひしと伝わってきた。超多忙にも関わらずミートパイを作ることを休むことはない。そして現状維持ではなく、さらなる改良を考えたり新しいメニュー開発をしたりと大忙しだ。それでも彼は「楽しい。楽しいからもっともっと頑張りたくなるんだよ」とキラキラした少年のような目で語ってくれた。

話を聞くうちに、彼の人柄があるからこそおいしいミートパイができるのだろうと感じるようになっていた。

次回は、そんな彼の人柄とあか牛ミートパイが全国でバカ売れしている秘訣をインタビューしてきたので、ご紹介するぞ。