行ってみた!球磨川に育まれた人吉のお米と焼酎と酒蔵と。【くまもと市町村探訪】(人吉市)〜後編〜

かつて交通の要所として栄えた人吉は、その“おもてなし”の基本となる、稲作(米)も発達した地域です。

ただし、昨今では、米そのものよりも、その米を主原料とする焼酎、「球磨焼酎(くまじょうちゅう)」が人吉・球磨地方を支える産業として一躍を買っているのが実情です。

九州と言えば焼酎!であり、九州各地に、いろいろな焼酎が存在していますが、米焼酎の王様が人吉発祥の「球磨焼酎」。

500年以上も昔から武士にも庶民にも愛された、日本最古の焼酎とも言われている。

世界にも認められた人吉「球磨焼酎」

 人吉の米

ヒノヒカリ

球磨川の恩恵を受けた豊富な水資源と、特有の盆地と気候から、人吉は熊本の中でも、有数の稲作地帯です。

とくに生産量も人気も高い米がヒノヒカリ。

ヒノヒカリは小粒ながら厚みがあり、食べ応えが良いことから、とくに九州の家庭では日常食として親しまれている米の品種ですね。

ヒノヒカリ自体は、実際は熊本県外でも生産をされていますが、品質では熊本県産が最も評価が高いとされています♪

 

森のくまさん

森のくまさんは熊本県初の育成品種。
ヒノヒカリとコシヒカリを親として交配し、平成9年から本格栽培が始まっています。

名前の由来は、文豪・夏目漱石が、熊本は「森の都」と称したことから。「森」の都、「熊」本で生「産」された……という意味が込められているようです。

2010年度から5年連続で「特Aランク」を獲得し、マスコミでも取り上げられた森のくまさんも、人吉の農家では多く生産されています。

 

最近の稲作事情

米作りに定評のある熊本においても貢献度の高い稲作地であった人吉ですが、最近では農家の後継者不足、他県産品種の台頭もあり、かつての「勢い」はありません……涙。

一方で、米を主原料とする球磨焼酎が、今や人吉を代表する産業として、全国にも知られるようになっています!

 

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 球磨焼酎

定義

スコッチのウイスキー、フランス・ボルドーのワイン、コニャックのブランデーらと同じように、球磨焼酎は「kuma-shouchu」として、地名を冠することが世界に認められたブランドです。

つまり、「球磨(くま)焼酎」と言っても、人吉・球磨地方が発祥であれば勝手に名乗れるお酒というわけではありません。

米麹、および球磨川の伏流水(地下水)を原料とし、発酵させた一次もろみに米・球磨川の水を加えて、さらに発酵させた二次もろみを、人吉・球磨地方において単式蒸留機をもって蒸留し、かつ、容器詰めした焼酎……だけが、「球磨焼酎」として出荷されることが認められます。

球磨焼酎は、1995年に地理的表示の産地指定を受け、名実ととも世界ブランドとなりました。人吉市に蔵元は28もあり、球磨焼酎自体は200種類以上あるようです……。

 

分類

球磨焼酎を大別すると、蒸留方法に違いにより常圧蒸留と減圧蒸留とがあり、味わいにも違いがあります。

【常圧蒸留】
高温で蒸留された方法で、独特の香りと濃醇な味わい。樽貯蔵することで、さらに味わいが深くなるそうよ。

【減圧蒸留】
真空ポンプを使う蒸留で、穏やかで軽快な味わい。最近ではこちらが主流?

さらに細かく分類しようとすると、麹の種類別、貯蔵方法別や古酒(3年以上貯蔵)かどうか、など、いろいろあります……。

 

飲み方

「直燗」で、「ガラとチョク」と呼ばれる、特殊な酒器に注ぎ、直火を当てて……香りを楽しむ。

ガラがいわゆる徳利で、チョクはおちょこで、チョクは底の方が尖っている一口サイズ。注がれたら飲み干さないと、置けません。

そのほかにも、米焼酎のメッカである同地方には昔から伝わる伝統的な飲み方があるようです。。。

 

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酒造メーカー

高橋酒造

球磨焼酎の大手と言えば、「白岳」でお馴染み、女優・ミムラさんのCMでも印象深い、高橋酒造ですよね。

公式HPはこちら

 

高橋酒造場の本社(+メイン工場?)は人吉市内にあります。そして、その隣には、球磨焼酎ミュージアム「白岳伝承蔵」が併設。

「白岳伝承蔵」公式HPはこちら

同社の代表銘柄の紹介は、もちろんなのですが、球磨焼酎の歴史、文化がしっかり&簡単に勉強できて、もちろん試飲もできる、球磨焼酎の発信源!

人吉観光の際は、ぜひ足を運んでいただきたいわ。車の方は当然、試飲はお控えくださいねー。

商品の宣伝力、また、地元からの情報発信など、高橋酒造は球磨焼酎PRの牽引役と言えそうですね!

 

その他の蔵元

人吉市には大小さまざまな蔵元がありますが、テレビCMや店頭、また、居酒屋さんなどで見聞きしたことがありそうな球磨焼酎メーカーも、大抵は人吉市に本拠地を置いています。

代表的なメーカーで……

ほかにも、「鳥飼」の鳥飼酒造や、「武者返し」の寿福酒造場などなど。

ぜーんぶ、ここ、人吉・球磨地方にあるメーカーです。

人吉市内の田園風景を車で走っていると、道沿いや水田越しに、酒蔵を見掛けます♪

 

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まとめ

世界に名を馳せる、「くま」もと県・人吉の「くま」焼酎。こんなに覚えやすいネーミングながら、国内に対してでさえ、まだまだアピール不足は否めません。

そこで、……以下、ワタシの打開案↓↓↓笑

もともと米で作られた焼酎なので、和食……とくに、熊本名物の辛子レンコンや、球磨川で「美味しくて大きい」と全国の釣りファンにも評判の鮎(アユ)など、地元由来のおつまみとの相性の良さを、もっとウリに出すべきよー。

人吉への来訪者も(お酒があれば宿泊者も)増えるから、町中も盛り上がるし、球磨焼酎のクチコミも世界に拡散するわよー。

 

取材して写真撮ってこの記事を書いてくれたのは

サラミさん

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