い草とは
『い草』は、湿地や浅い水中に生えていて、細長い茎が束になって伸びる植物です。古くから生活になじみ、畳以外にも、まんじゅうやうどんの生地に練りこんだり、ちまきの皮を結ぶ紐としても使われています。
熊本県八代市のはい草の生産量日本一!
畳の原材料のい草は、表面部分の畳表(たたみおもて)の重要な素材。
い草は、熊本県の八代市、氷川町、宇城市、あさぎり町での生産が全国生産量の約9割を占めています。作付面積も1326ヘクタールと圧倒的に多く、い草と言えば熊本県産というように、広く認知されています。
八代平野のほとんどは干拓地で、い草の栽培に適しているのです。また、球磨川やミネラル豊富な地下水などの水田地帯が、全国一の生産量のい草栽培を支えています。
全国で使われている畳は中国産がほとんど!?
実は、現在日本で使われているほとんどの畳は中国産のものなんです。
畳といえば日本!というイメージが強いですが、20年ほど前から、中国から安いい草や畳が輸入され始め、国産の畳は生産量が落ち続けています。
中国産の畳は、日本産に比べてコストが抑えられるため、マンションや戸建ての新築物件、アパート・団地などの賃貸物件に流通し、日本の畳のおよそ7割が中国産とも言われています。
しかし、国産と中国産では農薬や肥料、土の違いから品質が異なり、中国産にくらべ日本産の畳は5年以上長く使えます。ちなみに、八代産のい草で作った畳は、丁寧に扱えば30年も持つそうです。
熊本・八代では、品種改良や新たない草製品を生み出し、い草の生活空間への活用や健康を考えた食品開発などが行われています。
八代産の農薬不使用・無染土の希少ない草のみを使った「赤ちゃん用寝ゴザ」は、おすすめの一品。すべて天然素材なので、なんでも舐めてしまう赤ちゃんでも安心です。
八代のい草の特徴
八代のい草は、伝統的な「泥染め」により高品質を長期間保つことができるい草です。
「泥染め」は、刈取ったばかりのいぐさを、染土と呼ばれる天然土を溶かして調製した液に浸します。
い草一本一本に泥が付着させることで、全体的に乾燥することができ、コーティングされた泥がいぐさの内部構造や葉緑素のダメージを抑えるため、良質ない草ができます。
また、過度な乾燥を防ぎ、適度な湿度を保つことができるため、い草の品質を長期間保つためにも重要な作業となります。
また、熊本県は畳表に使用する染土を統一し、着色剤を使用することを禁止しています。そうすることで、い草の自然の風合いや香りを楽しむことができます。
さらに生産者の顔の見えるという安心・安全なアピールによって、熊本県産ということがブランド化されています。
熊本の畳表は、手にとりやすい価格の普及品から、歴史的文化財にも使用されている高級品まで、1人1人の目的に応じて畳表を選ぶことができます。
八代市ではい草のお祭りも開催されている
八代市の千丁町では、毎年10月になると「せんちょうい草の里まつり」が開催され、自然の恵みに感謝し、い草に関連した催しやさまざまなイベントも行われています。
熊本・八代『い草』まとめ
いかがでしたでしょうか?
ふるさと納税の返礼品の中では、くまモンをあしらった寝ゴザが人気とのことです。
熊本・八代産のい草でつくられた畳やゴザは、安心して使用できる逸品でした!