240年弾圧！熊本天草の崎津教会(天主堂)がおすすめ！畳+キリスト教で世界遺産に？

もうすぐ世界遺産に認定される地域が熊本の天草にある。隠れキリシタンの歴史が色濃く残る集落だ。

その集落の名は「崎津集落」。

今回は、崎津集落にある、崎津天主堂のご紹介。

崎津教会(崎津天主堂)とは？

崎津教会(崎津天主堂)の概要

﨑津教会とは、熊本県天草地方・崎津集落に建つキリスト教のゴシック様式教会のこと。建てられたのは1569年（永録12年）で、1638年（寛永15年）にキリスト教が禁止されてから2世紀以上(約240年間)激しい弾圧を受けながらも守られてきた教会だ。明治以降3回の立て直しが行われ、現在の教会は1934年（昭和9年）にフランス人宣教師ハルブ神父の希望で、長崎の建築家・鉄川与助によって設計された。

建てられた場所にも意味がある

教会が立てられている土地は、元々キリスト教が弾圧されていた時代に絵踏みが行われていた吉田庄屋役宅跡なのだ。これはハルブ神父たっての希望で、現在の祭壇がある場所も弾圧の時代に厳しい絵踏みが行われた場所だと言われている。

別名「海の天主堂」

この教会は漁港の中にあることから「海の天主堂」とも呼ばれ、その周辺一帯は、1996年（平成8年）、日本の渚百選「キリシタンの里　﨑津」に選出、2001年（平成13年）には、日本のかおり風景100選「河浦　﨑津天主堂と海」、2011年（平成23年）には、天草市﨑津の漁村景観が「国の重要文化的景観」にも選ばれている。

崎津教会(崎津天主堂)の見どころ

出典：retrip.jp

熊本県天草の漁村に位置し、教会がある漁村の景観が「国の重要文化景観」にも選出されている。そういうことから見どころや魅力はたくさんあるのだ。いろいろな見方ができるのでそれぞれの角度から楽しんで欲しい。

近くで

おごじゅんさん(@fortis_gaea)が投稿した写真 – 2016 5月 10 4:37午後 PDT

外観はステンドグラスが美しいゴシック様式、内部は畳が敷かれていて、和と洋の融合が楽しい。

横から

出典：guide.travel.co.jp

この教会は横から見ても楽しめるのだ。壁の色が違うのがお分かりいただけるだろうか？灰色の部分は鉄筋コンクリート。白色部分は木造だそうだ。原因は建設当時の予算の都合だということだが、これは行政に頼らず地元の人たちが自分たちで建てた証拠でもあるのだ。

見逃すな！元々の教会は奥にあるぞ！

出典：guide.travel.co.jp

崎津教会の石畳の上の駐車場のさらに上も訪れよう！崎津諏訪神社の左の民家の様な建物の前にマリア像がる。実はここが本家の教会「木造﨑津教会跡」なのだ。

裏から

satoshiさん(@retropria)が投稿した写真 – 2016 5月 1 3:51午前 PDT

天主堂の裏の「チャペルの鐘展望公園」や「崎津諏訪神社」からの眺めも最高だ！ぜひ行ってみることをおすすめするぞ！

対岸から

Satokoさん(@sati0401)が投稿した写真 – 2015 6月 6 8:28午前 PDT

「国の重要文化的景観」として登録されているのは、崎津教会と一帯の漁村の風景だ。近くで教会を眺めるのもいいが、ぜひ対岸からも風景一帯を眺めて欲しい。国がなぜ重要文化的景観に登録したか納得するはずだ。

夜景イルミネーションと花火も

in My Life2さん(@iikaze)が投稿した写真 – 2016 4月 9 3:06午後 PDT

この天主堂付近では、毎年8月第一土曜日に「教会の見える崎津みなとのフェスティバル」というイベントが行われ、舞踊、世界平和祈願祭、教会のライトアップなどがあり、フェスティバルの最後には、花火が上がるのだ。(花火の情報はこちら)
毎年8月第一土曜日　20：30～20:45

崎津教会(崎津天主堂)のキレイな写真たち

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崎津教会(崎津天主堂)へのアクセス

■場所情報
・名称：﨑津教会
・住所：熊本県天草市河浦町崎津５３９
・電話： 0969-22-2243(天草宝島観光協会)
・アクセス：「教会入口」バス停から徒歩1分
・営業時間： 9：00～17：00 日曜日10:00～
・定休日：月曜日
・料金：無料
・駐車場：なし(近隣に無料観光駐車場有あり)