熊本県の有名観光地で、国の重要文化財でもある「通潤橋」
熊本県上益城郡山都町(やまとちょう)にある日本最大級の石造単アーチ水路橋です。
今回紹介する「道の駅 通潤橋」は、通潤橋の近くにあり、自然あふれる環境のなかに立地しています。
道の駅 通潤橋の特徴・楽しむ方法
道の駅 通潤橋の一番のウリは、駅名でもあり熊本県の観光名所の一つで国の重要文化財にもなっている「通潤橋」です。
通潤橋は石造単アーチ水路橋で、定期的に放水される様子は圧巻。ぜひ一度は見ておくべき景色です。
※熊本地震以前は橋を渡ることが可能でしたが、令和三年一月現在、橋を渡ることができませんのでご注意ください。
また、道の駅にある食事処では、通潤橋を模したカレーを楽しめます。通潤橋観光と合わせて食べてみるのもオススメです。
道の駅 通潤橋の場所
道の駅 通潤橋は、熊本県中央部に位置し、熊本県道180号南田内大臣線沿いにあります。平成12年8月に登録されました。
道の駅の名称にもなっている通潤橋にぴったりな「空を渡る水の石橋」がコンセプトです。
施設の概要(トイレなど)
施設内には物産館、食事処、史料館、男女トイレがあります。
物産館「虹の通潤橋」
物産館「虹の通潤橋」は、山都町特産のお茶やゆず、お酒など多彩な品揃えのお店です。
食事処「いしばし」
食事処「いしばし」では、地元産の食材を使ったメニューがカフェスタイルで提供されています。
地元で採れる山菜を使った定食や、うどんなどがいただけます。
通潤橋史料館
この史料館は石橋文化に対する理解と認識を深めてもらうための施設で、通潤橋の紹介をはじめ、文化財と触れあえる場が提供されています。
通潤橋を架橋するまでの工程や通潤橋の構造を、ジオラマなどで詳しく知ることができます。
男女トイレ
男性トイレ7器(小5、大2)、女子トイレ6器設置されています。
駐車場の情報
駐車場には普通車136台(うち身障者用4台)収容できるスペースがあります。また、大型車が停まれるスペースも18台分あります。
駐車場には、熊本県PRマスコットキャラクターである「くまモン」の大造り物が。大造り物とは、山都町で毎年9月の第1土・日に開催される「八朔祭」で披露される巨大像。地元住民が連合組ごとに団結し、竹や杉などの自然の材料を使い、地域の技術を駆使して造られています。
EV充電器も設置されているため、電気自動車でも安心です。
お店の情報
物産館「虹の通潤橋」では、地元・山都町特産のお茶やゆず、お酒などが販売されています。
食材だけではなく、お土産用のお菓子や様々なグッズも販売されています。
そのなかでも、物産館でぜひ買っておきたいオススメ品はこちら。
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「秘伝豆銘」という豆腐のもろみ漬け。とろりとした舌ざわりでコクがあります。特に日本酒のアテにオススメです。
また、食事処「いしばし」では、地元で採れる山菜を使った定食や、合鴨山菜うどんなどがいただけます。
そのなかでも、特にオススメしたいのがこちら。
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その名の通り、通潤橋を模した「通潤橋カレー」です。地元産の有機米を通潤橋を、パプリカで放水の様子を表現しています。肉にはジビエが使われています。これは絶対に味わって欲しい一品。
また、山都町特産の「矢部茶」を使ったこんなものもオススメです。
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「矢部茶ソフト」です。お茶の粉末を練り込んだソフトクリーム。あっさりとした味わいです。これも道の駅 通潤橋に来たら、ぜひ味わっておくべきでしょう。なお、冬季期間は販売中止となっています。
近隣・隣接の施設など
通潤橋
道の駅から歩いて12分ほどのところにある「通潤橋」。日本最大級の石造アーチ水路橋です。この橋は人を渡す橋ではなく、橋の上に石造パイプを3列並べた通水管として水を運ぶ水路橋となっています。
「水の郷百選」「日本の音風景百選」にも選ばれており、国の重要文化財でもあります。
近くには通潤橋を建設した布田保之助の銅像も。
定期的に放水されている風景は圧巻。放水スケジュールについては、山都町の公式サイトで確認できます。
アクセス
道の駅 通潤橋は、熊本県の主要都市である熊本市から車で1時間ほどのところに立地しています。
通潤橋観光はもちろんのこと、山都町周辺の観光の拠点として利用できます。
次の駅となる「道の駅 清和文楽邑」までは12kmほどあります。
周辺のイベント情報
道の駅周辺では次のようなイベントが開催されています。
1月 九州山地神楽祭
3月 日向往還暦史ウォーク
5月 矢部新茶まつり
8月 火伏地蔵祭
9月 八朔祭、文楽の里まつり
11月 蘇陽峡もみじ祭り
周辺の観光地
鮎の瀬大橋
緑川渓谷に架かる長さ390m、高さ約140m、主塔の高さ70mを誇る橋脚のラーメン橋と斜張橋の複合橋。
くまもとアートポリス構想に基づき建設されているため、デザイン性が重視されています。
橋のたもとからは谷の風景を眺めることも。また、たもとには地元産の物産を販売している物産館『鮎の瀬交流館』もあります。
清和文楽館
九州で唯一の人形浄瑠璃が楽しめる場所。「舞台棟」「客席棟」「展示棟」の3つの建物からなり、日本古来の伝統建築技術の粋を集めて造られています。
清和高原天文台
阿蘇山の南外輪山に位置し、山都町井無田高原(通称:清和高原)にある天文台。360度見晴らしがいい高原にあり、街明かりも少なく空気が澄んでいるため、たくさんの星を見ることができます。
天文台の観測室は、「スライディングルーフ」という移動式の屋根でできているため、観測室が野外になり、ほぼ全天の星空を楽しむことができます。
道の駅 通潤橋のまとめ
道の駅 通潤橋を紹介しました。
周囲は自然あふれる環境で、近くには熊本県の観光名所の一つ「通潤橋」があります。
通潤橋の放水の風景は圧巻なので、スケジュールを確認して見に行ってみてはいかがでしょうか。
そして観光したあとは、道の駅の食事処で通潤橋カレーと矢部茶ソフトを。
施設情報
店名
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道の駅 通潤橋 |
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住所
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熊本県上益城郡山都町下市184-1 |
営業時間
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店舗・売店:9:00~17:00 / レストラン、喫茶・軽食:11:00~14:30 / 史料館 8:30~17:00 |
電話番号
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0967-72-4844 |
駐車場 | 大型:18台 普通車:136(身障者用4)台 |
EV充電 | あり |
無線LAN | なし |