熊本県の宇土(うと)高校の生徒さん約230人が修学旅行で12月5日に福島県を訪れ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の復興状況を学ぶ予定だそうだ。
福島と熊本の絆を強め、震災の教訓を引き継ぐ
熊本地震の際に生かされた教訓
2016年の熊本地震の前、2015年の12月に宇土高校の2年生たちが福島での震災学習を体験していたそうだ。その生徒さんたちは、昨年4月に起きた熊本地震で大きな被害を受けた宇土市でボランティア活動を繰り広げた。
生徒さんたちは、自分たちで学校や避難所に駆けつけ、「何かできることはありませんか」と声を掛け合い、救援物資を運搬したりしていたという。
地震後も続けた活動
宇土高校の生徒さんたちは、「福島で学んだ知識を生かすのは今からだ」と決意し、積極的に支援活動を継続したり、全国からの支援などに対しての感謝を表明するメッセージビデオなどを作成し公開したりと精力的に活動していた。
今回の修学旅行は
今回は「報道関係者との交流」「地元文化財保護・復興への取り組み」「エネルギー安定供給について研修」などのテーマごとに大きく4班に分かれて福島県内を回るそうだ。
また宇土高は修学旅行のほかにも、熊本県の宇城・上益城地区の県立学校と共に東日本大震災被災地交流研修を行ったり、防災リーダー育成プログラムでも福島県を訪れ、被災地研修を積んでいるそうだ。
宇土高校のこれらの活動は、確実に熊本の復興に役立っている。これからもぜひ続けて欲しいものだ。
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