どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座
今週の熊本弁・方言は『ぼうぶら』
今週の熊本弁は、熊本だけで使われている方言ではなく、関西から西側で使われているみたいだ。関西では全く聞いたことがなかったので、初めて聞いた時はびっくりしたが、西日本の広い地域で使われていたとは!
使い方
「こんぼうぶらも食べなっせ」
「ハロウィンだけんぼうぶらもらってきたばい」
関西弁で言うと
「このナンキンも食べやぁ〜」
「ハロウィンやさかいナンキンもらってきたでぇ〜」
標準語
「このカボチャも食べてね」
「ハロウィンだからカボチャもらってきたよ」
意味
カボチャ
語源を勝手に妄想してみる
今回の語源は正式っぽいぞ。
もともとカボチャ(南瓜)はカンボジアの野菜出そうだ。なので「南」の「瓜」と書くそうだ。そして、「カボチャ」という音も「カンボジア」→「カンボジャ」→「カボジャ」→「カボチャ」となったそうだ。
さて、「ぼうぶら」だが、これも外国語が由来となっているそうだ。ポルトガル語でカボチャのことを「abobora(アボーボラ)」と言うらしい。これが由来となって「bobora」「ぼうぼら」→「ぼうぶら」となったそうだ。
エピソード
今回の熊本弁の「ぼうぶら」を初めて聞いた時は夕食中だった。そんな中、義理の母が「こんぼうぶらも食べなっせ」と言ったのだ。僕は完全に「ボウフラ」だと思ったのだ。「え?熊本では蚊の幼虫を食べるの?」とかなりびっくりしたのを今でも覚えている。その食卓ではすぐに義理の父がカボチャに手を伸ばしたので【ぼうぶら=カボチャ】というのがわかって、みんなで大笑いできたので、楽しかったのだが(笑)
※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。
※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。
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