あの【いきなり○○ー○】より熊本が先!名物伝統菓子『いきなり団子』って知ってる?

皆さんは『いきなり○○』と聞くと何を思い浮かべるだろうか?きっと全国的に有名な立ち食いステーキのお店を思い浮かべる人が多いのではないだろうか?しかし、ここ熊本では百発百中で違うものを答える人が多いのだ。それは『団子』だ!そう!あの国民的おやつの団子だ。花より団子の団子だ。その名も『いきなり団子』という。実は、いきなりステーキよりも100年以上も早く『いきなり団子』というおやつが熊本には存在したのだ。

 

ステーキじゃなくて団子!熊本の郷土菓子

いきなり団子とは

出典:http://nekofuwa.hatenablog.com/entry/2015/11/04/220621

いきなり団子(いきなりだんご)とは熊本県に古くから伝わる郷土菓子の1つだ。熊本弁では「いきなりだご」と呼ぶ人もいる。

厚さ1cmくらいに輪切りにしたサツマイモとつぶあんを小麦粉を練って伸ばした生地で包み蒸した、昔ながらの味わいのまんじゅうなのだ。熊本はサツマイモもすごく甘く美味しいものが多いのでサツマイモのホクホク感とつぶあんの舌触りと甘さ、そして、生地にはほんのりと塩味がするので甘じょっぱくてすごく美味しいのだ。熊本人にとっては定番のおやつやお持たせとして昔から揺るがない人気があるのだ。

 

いきなり団子の今

出典:http://www.netprice.co.jp/netprice/library/goods/198958/

昔のいきなり団子は、素朴なものが多く、ただサツマイモを団子生地で包んで蒸しただけだったようだ。しかし、時が経つにつれてあんこが入って定着した。現在では、生地に黒糖やヨモギを練り込んだものやサツマイモにムラサキイモを使ったものや白あん・うぐいすあんを使ったものなどバリエーションに富んでいる。
最近ではお土産用として冷凍されて販売されているものもあるが、食べる時にはレンジでチンしたり、蒸して温めてから食べると、より風味も増して甘みも増して美味しく食べれるぞ。

 

いきなり団子の名前の由来

出典:http://kumajyun.co.jp/item/i_001/

いきなり団子の名前の由来は、いろいろな説があるのだが、ある説によると、3つの意味が込められているらしい。『”いきなり”人が来てもすぐに作れて出せるお菓子という意味』と『調理時間や準備に時間と手間がかからないので”いきなり”作り始めることができて、すぐにできるという意味』と『生の芋を調理して作り上げることから”生き成り”(いきなり)という意味』からいきなり団子となったそうだ。

また別の説では、熊本の方言で”いきなり”というと「簡単」「手軽」「直接」「大雑把な人」という意味があるそうだ。これらが混ざって『大雑把な人でも簡単に作れて手軽に食べられるお菓子』という意味の”いきなり”団子となったそうだ。

 

いきなり団子が買える場所

熊本県内の至る所でいきなり団子を買うことができるが、観光客の皆さんが手っ取り早くいきなり団子を買うことができる場所をご紹介。

ズバリ!熊本駅と熊本空港だ!

熊本駅は、新幹線乗口の近くにお土産屋さんが固まっている『えきマチ1丁目熊本』というスポットの中に『いきなり団子専門店 長寿庵』というお店が出店しているので、そこで買えるぞ!

熊本空港は2階の至る所でいろいろな種類のいきなり団子が買えるぞ!実は熊本空港はいきなり団子マニアにはたまらない場所なのだ。なぜなら1箇所で複数のお店のいきなり団子が買えるからだ。スタンダードないきなり団子からヨモギ、抹茶、ムラサキイモなど複数店舗の多種多様ないきなり団子を楽しめるぞ!

熊本に観光に来た際には、ぜひいきなり団子を食べてみて欲しい。きっとほっぺた落ちるよ!

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