熊本で長年続く夏祭り「肥後三大夏祭り」をご存じですか?

毎年夏に開催される熊本のお祭りには、熊本市の火の国まつりをはじめ、宇城市のみすみ港祭りや南関町のなんかん夏まつりなど、各地域ごとに数多くあります。

そのなかでも肥後三大夏祭りと呼ばれているのが、熊本市の『川尻精霊流し』、宇土市の『うと地蔵まつり』、山鹿市の『山鹿灯籠祭り』です。

今回はその肥後三大夏祭りについてまとめてみました。

熊本市川尻【川尻精霊流し】

川尻精霊流し

毎年お盆の時期に開催されている、川尻精霊流し。400年以上続く孟蘭盆会の伝統行事で、加勢川を沢山の精霊舟や万灯篭が暗闇のなかを、静かに流れていきます。

日が沈んだあとに、読経が始まり読経と雅楽の中、約3000基の万灯篭が流されます。その後、お供え物をのせた約200隻の精霊舟が粛々と流されていきます。たくさんの光が流れていく光景は、見ているだけで感動が湧き上がります。

初盆の場合は精霊舟、2年目以降は角灯篭が一般的です。精霊舟は持参して流すことが出来ます。

精霊流しの後は、約1000発の花火が打ち上げられます。また川沿いには多くの出店も並び、たくさんの人で賑わいをみせます。

毎年815日の開催ですが、2022年は新型コロナウイルスの影響により、花火大会を中止するなど、規模を縮小して行われました。

開催地加勢川(加勢川橋~新町橋間)
アクセスJR川尻駅から徒歩15分

宇土市【うと地蔵まつり】

花火

宇土市民だけでなく、県内各地から約10万人ほど訪れる、うと地蔵まつり。祭り当日には、一帯に屋台が立ち並び、各町内会が作った、「つくりもん」が展示されます。そのほかにも、約3000発の花火や民踊パレードなど、2日間にわたって多くのイベントが行われる人気のお祭りです。

うと地蔵まつりは、約360年前に宇土藩初代藩主細川行孝公が円応寺を建立したことから始まったといわれています。

当時は、病気に対しての知識が少なく、疫病が流行すると体の弱い子どもの死亡率が高かったそうです。このようなことが起こらないようにと願いを込め、子どもの守り神の地蔵菩薩に祈願したことから地蔵まつりは始まりました。

毎年823日・24日開催されますが、2022年は新型コロナウイルスの影響で、花火のみ無観客で行われました。

開催地宇土市 市街地一帯
アクセスJR宇土駅から徒歩15分

山鹿市【山鹿灯籠祭り】

山鹿灯籠祭り山鹿灯籠祭りは、第12代景行天皇のご巡幸を、山鹿の里人たちが松明を掲げ、お迎えしたことが始まりとされています。

そこから、里人たちは行在所跡(現在の大宮神社)に天皇を祀り、毎年灯火を献上するようになりました。

山鹿灯籠祭りは、山鹿で1番大きな夏祭りとして、長い間受け継がれています。2日間のお祭りでは、奉納灯籠や花火大会、たいまつ行列などたくさんのイベントが行われます。

中でもよへほ節に合わせ、頭の上に灯籠をのせた女性たちが舞い踊る「千人灯籠踊り」は圧巻です。その頭にのせる灯籠は、和紙と糊だけで作られた、山鹿の伝統工芸品『山鹿灯籠』なのです。

毎年8月15日と16日に行われますが、2022年は新型コロナウイルスの影響で、千人灯籠踊りなどの関連イベントは中止。「献幣の儀」「奉納灯籠」「火起こし神事」など神事及び伝統的行事は感染症予防策を徹底した上で行われました。

開催地市街地(おまつり広場)、菊池川河畔(花火大会)、山鹿小学校グラウンド 他
アクセス・JR玉名駅から車で60分
・山鹿バスセンター徒歩
・九州道菊水ICからバスで20分

肥後三代夏祭りまとめ

肥後三代夏祭りは、熊本県内の夏祭りの中でも歴史が古く、見る者に感動を与えてくれる祭りです。

夏に熊本に訪れる際には、ぜひ『肥後三代夏祭り』に参加してみてはいかがでしょうか。