熊本県益城町で震度7を記録した熊本地震が起きたのは2016年4月14日。
もうすぐ3年が経過しようとしている。
関連死を含めると200人以上の方々が亡くなっている。
今もなお多くの方々が仮設住宅や見なし仮説などで生活している。
そんな状況の中、「少しでも未来に進むために何かできないか?」と考え、フラワースポット実行委員会が一昨年から発足した。
今回は3回目のプロジェクトだが、「空の玄関ましき〜花と緑の復興プロジェクト」というテーマで益城町立益城中学校の生徒約700人と一緒に益城町の中学生が復興への祈りを込めて描いた花の絵を使い、「ようこそ益城町へ」と題したモニュメントを製作・設置した。
その完成記念除幕式が2月17日(日)に開催されるのだ。
「復興のシンボル「こころの花モニュメント」が遂に完成
概要
昨年の、さくらももこさんからご提供いただいた、まるちゃんのイラストの入った大型ののぼり旗の展示を始め、今回の中学生とコラボした花のモニュメントを掲げ、フラワーアートのの発信を続けて行こうと思います。また、復興、復旧でたくさんの方が日々、希望を持って毎日を大事に大切に楽しく過ごしてもらいたいという気持ちを込めてたくさんのゲストをお呼びして、発表除幕式を行いたいと思っています。
つきましては、今回、行われる完成記念・発表除幕式のイベントに熊本地震で被災された方々はもちろん、たくさんの方に知ってもらい、集まっていただけたら幸いです。フラワースポット実行委員会
完成した「花のモニュメント」は2019年2月17日(日)に益城町、県道熊本高森線沿いの益城入り口周辺に広がるように設置予定。(下記地図を参照)
また、完成発表・除幕式のセレモニーイベントは熊本県上益城郡益城広崎(九州電力変電所敷地内)で予定。
当日は午前9時半から、今回ののぼり旗の発表と共にミュージシャンなど特別ゲストを招いて完成記念・除幕式イベントの開催を実施。
日程
2019年2月17日(日)*雨天決行
時間
- 9:15開場
- 9:30開始
- 10:00除幕
- 12:00終了予定
会場
九州電力変電所敷地内 特別広場
入場費用
無料
*駐車場はございませんので、お近くのコインパーキング、もしくは、公共交通機関をご利用ください。
後援
熊本県 益城町 益城町教育委員会
支援
公益財団法人国際花とみどりの博覧会記念協会
協力
益城町立益城中学校、株式会社LITEAIR、株式会社イフリート他
出席者(予定)
津軽三味線奏家の髙﨑裕士(たかさきひろし)さん
益城町復興大使・シンガーソングライターのMICA(みか)さん
復興のシンボルとして花を
正直に話すと、子どもの頃は、花を見てもキレイだとは思わなかった。「大人はなぜこんなものを良いというのか?」と思っていた。
しかし、いろいろなことを経験して、けなげに一所懸命に咲く花や植物は勇気や癒しを与えてくれることを知った。
今回、益城町の中学生は、大きな地震を経験し、命の尊さや危うさを経験したことで、きっと花や植物の持っている魅力やパワーを感じ取れる人間になったのだと思う。
益城町でこれから生まれてくる子どもたちのためにも、今復興のために頑張っている子どもたちや大人たちのためにも、「復興のシンボルとして花を」という活動はこの先もぜひ続けていただきたい活動だ。
いつか益城町が『花の都』と呼ばれるように花や植物でいっぱいで希望いっぱいの町になってもらえたらいいな。
取材者&ライター |