【長洲町四王寺神社】幻想的な花手水の世界へようこそ《熊本県長洲町》

「金魚の町」とも呼ばれる玉名郡長洲町。のどかな街並みを歩いていった先に、素敵な神社が鎮座しているのをご存知でしょうか?今回は、最近じわじわとSNSで話題になっている四王寺神社の花手水と歴史、頂ける御朱印についてご紹介したいと思います。

ご利益と歴史

長洲町四王寺神社

熊本県玉名郡長洲町に鎮座している四王寺(しおうじ)神社は、出世開運、厄徐、商売繁昌、縁結びなどに御利益があるといわれています。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を御祭神としている神社で、創建850年以上の長い歴史がある神社です。

毎年1月第3日曜日に開催される長洲町の伝統的な祭事「的ばかい」。こちらも約860年という長い歴史があります。無病息災・家内安全を願って行われるお祭りで、安土・桃山時代に氏子たちがご利益を得ようとご神体を安置した円座を奪い合ったことが「的ばかい」の起源といわれています。

このお祭りではふんどし姿の男性たちが、円座をかたどった直径60cm、重さ6kgの麻ともち藁で編みこまれた「的」を境内や路上、最後には有明海の海中で激しく奪い合います。
その後、的は氏子の数だけ小さく分け、各家々の神棚に供えられます。一年の健康と除災招福を願うのです。

ちなみに「ばかい」とは「奪い合う・取り合う」という意味の方言だそうです。

四王子神社の参拝方法

神社の参拝方法といえば「二礼二拍手一礼」をしたのち、自分の願い事を唱えると思いますが、四王子神社は少し変わっています。

神殿前に着いたらまずそっとお賽銭を投じて、鈴を鳴らしましょう。

「お願い事」でなく「感謝」と「誓い」をしましょう。

祈る時は次のことを大神様に伝えましょう

・自分の住所、氏名
・大神様への感謝の言葉
・大神様のさらなる開運
・自分の誓い

誓いが叶うかどうかは本人の「努力」次第です。

謙虚な気持ちで参拝しましょう。

神様へ参拝する時は、ただお願い事をするのではなく、まず神様に感謝することが大事なのですね。そして、願い事は神頼みではなく本人の努力あってこそ叶うもの。色々と気付かされるお言葉です。

参拝方法は、お賽銭箱のすぐ近くに設置してあるのでぜひご覧になってください。

幻想的な花手水の世界

長洲町四王寺神社

花手水(はなちょうず)とは、手や口を清めるために設置されている寺社の手水舎(ちょうずや)に色とりどりの花を浮かべることです。

なお、こうした意味になったのはつい最近のことで、本来は近くに手水舎がなかった時、草花や葉についた朝露で手を清めることを花手水といっていたそうです。朝露で手を清めるなんて、昔の人はとても風流ですね。

コロナ禍により、共同で使っていた手水舎も使用できなくなったため、参拝前は消毒液で手を清めるようになりました。使われなくなった手水舎に色とりどりの花を浮かべ、花手水として実施すると、手水舎の中で華やかに浮かぶ花々の様子がSNS映えすると話題に。次々と花手水を実施する寺社が増えました。四王子神社も「参拝客に心の癒やしを」との気持ちから2020年6月に花手水を始められたそうです。

四王子神社の花手水は、約1カ月に1度その月のイメージに合った花を手水舎に浮かべるそうです。荒尾市の花屋「フラワーショップアンベリール」さんが花のセッティングをされています。

長洲町四王寺神社

長洲町四王寺神社

画像は「美少女戦士セーラームーン」をモチーフにした花手水。それぞれのキャラに合わせたお花を浮かべています。フィギュアも飾ってあって本格的ですね!

長洲町四王寺神社

長洲町四王寺神社

こちらは「鬼滅の刃」をモチーフにした花手水です。キャラに合わせた花言葉も紹介されていました。見ていて飽きないですね!

四王子神社のInstagramで花手水の開催情報や写真が公開されていますので是非、ご覧ください。

次はどのような花手水になるのでしょうか?とても楽しみですね!

御朱印も個性的!

実は鬼滅の刃のファンである宮司様。神社には鬼滅の刃グッズがたくさん飾ってありました。ひっそりと鬼滅ファンが集まる聖地にもなっています。

御朱印は宮司様が作った消しゴムハンコを御朱印帳に押してくださいます。種類が沢山あって、選ぶのにもひと苦労。悩んだ時は宮司様におまかせで押してもらいましょう。

長洲町四王寺神社

長洲町四王寺神社

神社の名前も金、もしくは銀で書かれており、とてもカラフルに仕上げてくださるので御朱印好きも集まるそうです。
また、御朱印帳を忘れても紙に書いてくださるので、参拝に来たお子様にも喜ばれます。

片面400円、両面800円です。御朱印が出来上がるまで少し時間がかかるので余裕を持って参拝しましょう。

アクセス

熊本県玉名郡長洲町長洲1274
0968-78-0426
■JR「長洲駅」より徒歩約20分
■神社内に駐車場あり。白線はないので譲り合って駐車してください。

四王子神社Instagram
↑花手水の開催期間やテーマなどの情報が掲載されています。