【そるばってん】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今週の熊本弁・方言は『そるばってん』

今週の熊本弁は響きがとてもおもしろい!ソルバッテン!アクロバットな技が出てきそうだ(笑)

 

使い方

「そるばってん、おどん米たい」

「そるばってん、おるは食べるばい」 

「そばってん、行きたなか」

 

 

関西弁で言うと

「せやかて、うちらの米や」

「そやかて、うちは食べるで~」

「せやかて、行きたないわ~」

 

標準語

「そうだけど、私たちのお米です」

「そうだけど、私は食べます」

「そうだけど、行きたくないです」

 

意味

 

そうだけど

 

語源を勝手に妄想してみる

「それはそうだが」という意味だが、「それはそう」という部分が「そる」「そ」だけで表されているところが非常に面白い!しかも「だが」の部分が長くなって「ばってん」になっている。せっかく頭部分を短くしたのに後ろで長くなっていてほぼ元通りの文字数なのも面白い。

 

エピソード

私がこの「そるばってん」を初めて聞いた時、「ばってん」の意味は知っていたので、「そる」という部分だけわからなかった。「そる」=「剃る」もしくは「そる」=「反る」を思い浮かべたのだ。「ん?毛を剃るの?」「ん?身体を反りくり返すの??」と頭の中で目の前の義母が頭の毛を剃っている所を妄想したり、身体を反り繰り返して奮闘している姿を妄想して、混乱したことを今でも覚えている(笑)

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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