【ぬしゃ】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

nusha

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今日の方言・熊本弁は『ぬしゃ』

今日の熊本弁は県北では語気が強いイメージだが、県南の方では普通に使われていると聞いた。でも若い人が使っているのはまだ聞いたことがない。40代以上の人が使っているのをよく聞くかもしれない。

 

 

使い方

「ぬしゃ、おぅちゃっかったい!」

「ぬしゃ、ぬすけとらんでかせせんか!」

 「くらわすっぞ、ぬしゃ!」

 

関西弁で言うと

「お前、雑やねん!」

「お前、ぼーっとせんで手伝えや!」

「しばきたおすぞ、ワレ!」

 

標準語

「あなたは横着者ですね」

「あなた、ぼーっとしてないで手伝いないさいよ!」

「殴るぞ、てめぇ!」

 

意味

お前は / 貴様は / てめぇは / あなたは

 

語源

語源は「主(ぬし)」からだろう。武家の文化が色濃く残る熊本ならではの方言からもしれない。きっと「お主」が残ったものだと思われる。同じような意味の熊本弁に『あた』というものもある。

 

エピソード

どちらかというと怒った時などに使う荒っぽい言葉のようだが、県南の方では普通に使う人もいると聞いたことがある。これを初めて聞いたのは、綺麗な女性が笑いながら「ぬしゃぁなんばいいよっとねぇ~」と言っていて意味は分かったけど「お主は」と美人さんのイメージが合致せず、ちょんまげ頭の美人さんが頭に浮かんで不思議な感情になったのを覚えているww

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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