タイトルが杉ちゃんみたいになってしまったが、熊本に全国的にも世界的にも珍しい陶器でできた橋があるのだ。
しかも、珍しいのにも関わらずまったく有名ではない・・・
なぜこれが注目されないのか不思議でしかなたないので、ご紹介したい!
焼き物で作られた橋『新船場橋』
熊本県宇土市にある陶器の橋『新船場橋』
インスタグラムなどでお世話になっている『熊本グルメブログ 食う ま!もと情報局』を運営されているyukiscourageさんに教えていただいたのだが、熊本県宇土市には大変珍しい焼き物でできた橋があるとのこと。
宇土市は網田焼で有名
出典:宇土市
網田焼とは、網田焼と書いて(おうだやき)と読むそうで、熊本県宇土市で作られる焼き物のことだ。
元々、肥後細川藩の保護のもと幕府や大名への贈り物として焼かれていたが、明治,大正と時代が進むにつれ生産量は減少していき,1932年(昭和7年)にはその生産は中止された。
現在も残っている窯は,最後まで続いていた「長尾新家窯」だ。
昔は,8つの窯があったと伝えられているが,現在では1基のみになっている。
橋を作ったのは網田焼 蒼土窯(そうどがま)
一度消えた幻の網田焼。
これの復元と普及に取り組んでいるのが『蒼土窯(そうどがま)』の前田和さんだ。
元々は上記の画像のように、軟らかい粘土に実物の草花を押しつけ、その跡に彩色をして高温で焼き上げる焼き物がメインだ。
『新船場橋』はどんな橋?
出典:宇城Blog
橋が作られたのは1995年。
新しい船場橋の欄干を陶器で作ったのだ。
出典:オヤジの雑記帳
出典:オヤジの雑記帳
出典:オヤジの雑記帳
出典:オヤジの雑記帳
いかがだろうか?確かに”ただの橋”なので、観光のメインにはなりにくいが、陶器でできた橋なんてそんなに簡単に見れないし、割れやすい陶器でなぜ橋を作ろうとしたのか?割れないのか?といろいろ気になる点は出てくる。
また、この橋を作った蒼土窯には展示室もあるし、網田焼の里資料館や網田焼窯跡などをめぐるのも面白いかもしれない。
宇土を通ることがあれば、一度覗いてみては?
・名称: 網田・蒼土窯
・住所: 熊本県宇土市下網田町380
・電話番号: 0964-27-0777(工房)/ 0964-27-1707(展示室)
・営業時間: 9時〜17時
・定休日: 不定休
・駐車場: 10台前後
・公式サイト: こちらをクリック
・名称: 網田焼の里資料館
・住所: 熊本県宇土市上網田町787−1
・電話番号: 0964-27-1627(網田焼の里資料館) / 0964-23‐0156(宇土市文化課)
・営業時間: 土・日曜、祝日の9時~16時30分
・定休日: 月~金と12月28日〜1月3日
・料金: 大人200円、小中学生100円
・駐車場: 無料30台
・公式サイト: 宇土市デジタルミュージアム