2016年10月8日の午前1時46分ごろ、熊本県の阿蘇山で36年ぶりに大きな規模の噴火が起きた。気象庁は噴火警戒レベルを3(入山規制)と発表し、火口から2キロの範囲で噴石の警戒を呼びかけた。気象庁は初め、今回の噴火による火山灰が兵庫県まで到達するという発表をしていたが、後日確認されたのは、熊本県、大分県、愛媛県、香川県の4県だけだった。
阿蘇山噴火、実際のところ、影響はどうなの?
熊本県内の影響
熊本県内の影響を見ても、阿蘇地方の一部で大量の火山灰が降ったり停電があったものの、熊本市や他の自治体にはほとんど影響は出なかった。
ネットの反応
◆農業革新支援センター情報◆阿蘇山中岳第一火口の噴火に伴う農作物への降灰被害軽減対策を取りまとめましたので、現地の状況に応じて活用してくだい。詳しくはhttps://t.co/VJRuNpT51x
— 熊本県広報課 (@KumamotoPre_koh) 2016年10月8日
きょうの阿蘇の噴火は、火山の噴火としてまったくめずらしくない普通のもの。ブルカノ式爆発という。桜島では毎月のように、浅間山では数年に1度、起きてる。毎月のように起きてる桜島のブルカノ式爆発はもっと弱いが、数年に1度の浅間山ときょうの阿蘇はよく似た強さと規模。12キロ、6万トン。
— Y. Hayakawa (@HayakawaYukio) 2016年10月8日
先日、噴火の影響でかなりの時間停電しましたが、改めて備えの重要さを感じました。最近の懐中電灯はLEDで明るいのに電池も長持ち。各部屋に常備しとくと安心だと思います。あと、大容量のモバイルバッテリーを準備しとくと緊急時のスマホ利用にも安心です。 pic.twitter.com/yvRraLZ1nN
— 南阿蘇・高原の家 ノア (@minamiaso_noa) 2016年10月10日
【#阿蘇山噴火 から1日経って #南阿蘇 はすばらしい秋晴れに!】現在もセンセーショナルな噴火報道がなされていますが…南阿蘇は、多少の停電はありましたが、現在噴火の影響はまったく残っておりません。降灰もゼロです、一切ありません。安心してお越し下さい^^ #南阿蘇村 #高森町 pic.twitter.com/eeUzgAQejV
— 南阿蘇ルナ天文台・森のアトリエ (@morino_atorie) 2016年10月9日
今日の阿蘇噴火で、この国の火山監視に大きな前進があった。それは、気象衛星ひまわりを使って噴煙の高さをすぐに報告したことだ。驚くかもしれないが、これはこれまでなかった。噴煙の高さは気象官署の職員が空を見上げて叫んでいた。それが、気象衛星利用になった。お役所仕事の偉大なる前進だ。
— Y. Hayakawa (@HayakawaYukio) 2016年10月8日
おはようございます。昨夜、阿蘇中岳が少し噴火しましたが列車の運行には影響ありません。高森駅背後の山が隠れて見えるのは火山灰ではなくただの雲です。本日のイベントも予定通り行われますので、皆様どうぞお気をつけてお越し下さい。 pic.twitter.com/Xw6PkUN3F5
— ゆうすげ1号@南阿蘇 (@MARyusuge1) 2016年10月7日
『正確な情報発信に努める~土石流が発生する可能性については「火山灰が厚く堆積しておらず危険性が高まった状況にはない」と強調した』
◆ #阿蘇山噴火 風評被害拡大防ぐ 国交相、地震復興と併せて支援 |10/11 – 共同通信 47 https://t.co/6ZGI4iVUw2— GEN 【阿蘇・大分方面向け情報】 (@Genjoe11) 2016年10月11日
熊本
阿蘇山…活火山です…噴火は確かに恐い事ですが
いつも噴火するわけではなく…😅
阿蘇…総て…ではありません😿
入山規制も火口から2キロの所までです…安全に配慮すれば
とても素敵な観光地です
風評被害はとても悲しい事です
熊本1市民としてとても哀しい思いです— ririko (@swear55kaznori) 2016年10月11日
今も阿蘇山は入山規制なの?
今も気象庁は噴火警戒レベルを3のままの入山規制にしている。しかし、入山規制がかかっているのは火口から2キロの範囲だけだ。その他の熊本県内は全域安全だし、阿蘇のほとんどの地域も安全で生活にも問題はないし、観光にも問題は全くないのだ。
阿蘇山の噴火警戒レベルと火口からの距離がわかるMAP(地図)があるので下記にリンクを貼っておく。阿蘇観光の参考にしていただければ幸いだ。
http://www.city.aso.kumamoto.jp/files/uploads/2015/02/akg_a3_rf_omt_cs4_ol1.pdf
阿蘇には観光に行けないの?
上記でも述べたが、阿蘇に観光に行っても何も問題はない。現に、地元新聞も観光客が戻ってきている様子を報道している。参考までにその記事へのリンクも貼っておく。
熊本日日新聞ーhttps://kumanichi.com/news/local/main/20161010003.xhtml
西日本新聞ーhttp://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/280899
まとめ
◆10月8日に36年ぶりに阿蘇山が激しく噴火
◆気象庁が噴火警戒レベルを3と発表
◆火山灰の影響で一時停電と電車が運休
◆翌日には路上の火山灰も除去できたとして道路も通行可能に
◆熊本県内全域で大きな影響は全く出ていない
◆入山規制は続いている
◆行けないのは火口から2キロだけ
◆その他の観光地は全て旅行可能
今年は地震もあり大雨もあり、そして、やっと台風が外れたと思った矢先の阿蘇山噴火だ。阿蘇や熊本の観光関係の人は今後の風評被害を本当に危惧している。しかし、実際に熊本に住んでいて感じるのは、火山灰や噴火の影響は全く出てないのに、親戚や友人からかかってくる電話やメールにびっくりしているくらいだ。熊本の現状と全国の報道ではギャップがあるようだ。
できるだけ多くの人に熊本の現状を知ってもらい、安心して熊本に遊びにお越しいただければ幸いだ。皆様、ぜひ熊本にお越しいただき、阿蘇の広大な景色と美味しいものを楽しんでいただきますようお願い申し上げます。