1,000mを超える山々に囲まれた八代市(やつしろし)の秘境、五家荘(ごかのしょう)。
熊本県内の紅葉スポットとして有名ですが、絶景とスリルを楽しめる吊り橋があるのをご存知でしょうか?
今回は、五家荘のおすすめ吊り橋スポット2選をご紹介します。
五家荘とは
五家荘とは、八代市泉町(いずみまち)にある、仁田尾(にたお)・葉木(はぎ)・樅木(もみぎ)・椎原(しいばる)・久連子(くれこ)の5つの集落の総称です。
まずは、五家荘の歴史と紅葉についてご紹介します。
平安時代の落人伝説が残る秘境の地
五家荘には、落人伝説が2つも残っているんです。
- 菅原道真の嫡子たちが藤原一族の追手から逃れるために五家荘へ隠れた
- 壇ノ浦の戦いに敗れた平家の生き残りの一部が五家荘へ隠れた
伝説を踏まえて山々を見ると、歴史のロマンを感じられるでしょう。
五家荘は紅葉スポットとしても有名
紅葉の見ごろは10月下旬~11月中旬です。
紅葉シーズンに五家荘に行くと、モミジやカエデ、ブナ、ドウダンツツジが色づいています。
最新の紅葉情報は、八代市や「五家荘ねっと」のホームページで公開されていますので、事前にチェックして行きましょう。
五家荘のおすすめの食事について知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。 八代の秘境、五家荘でおすすめの食事って?インパクト大の「やまめ天うどん」を紹介
五家荘の吊り橋スポット2選
五家荘で特におすすめしたい観光スポットが吊り橋です。
五家荘にはいくつか吊り橋がありますが、今回はその中でもおすすめの吊り橋スポットを2つご紹介しますね。
吊り橋から見る紅葉は絶景ですが、渡っている最中に揺れるためスリルを味わえますよ。
おすすめ吊り橋スポット①樅木の吊橋
揺れると有名なスリル満点の吊り橋が「樅木の吊橋」(もみぎのつりばし)です。
「あやとり橋」と「しゃくなげ橋」という2つの橋が架かった親子橋として知られています。
かつては、原始的な作りの橋で生活用に使われていましたが、1980年代後半に、地元の杉や栗の木を使った現在の橋に変わりました。
2つの橋の大きさは以下のとおりです。
- あやとり橋:長さ72m、高さ35m
- しゃくなげ橋:長さ59m、高さ17m
橋を渡るとミシミシと軋みながら揺れます。
歩行部の床板はケーブルに直接のせているようです。
床の丸太の間には隙間があるため、下を見ると恐怖が倍増しますよ。
スマホを落とさないように気をつけましょう。
TEL:0965-67-2111(八代市泉支所 地域振興課)
駐車場:有
トイレ:有
おすすめ吊り橋スポット②梅の木轟公園吊橋
五家荘で最も長い吊り橋が「梅の木轟公園吊橋」(うめのきとどろこうえんつりばし)です。
渓谷に白いリボンを張ったような橋として知られています。
橋の大きさは、長さ116m、高さ55mです。
巨大な吊り橋ですが、床版の厚みは20㎝だとか……!
吊り橋の先にある「梅の木轟」という滝へ行くために1989年に架けられました。
支柱や補助ロープを使わないPC吊床版の橋です。
橋の上から下を見るとかなりの高さでスリルがあります。
「樅木の吊橋」ほどではありませんが、立ち止まってみると、かすかに揺れているのがわかりますよ。
TEL:0965-67-2111(八代市泉支所 地域振興課)
駐車場:有
トイレ:有
五家荘の吊り橋で絶景と同時にスリルも味わってみては
今回は、五家荘のおすすめ吊り橋スポット2選をご紹介しました。
スリルがある吊り橋に足がすくんでしまうかも……?
季節によって異なる絶景を楽しめますよ。
五家荘は広大で道幅も狭いため、運転には気を付けてくださいね。
紅葉シーズンは交通規制も行われますので、公式ホームページをチェックしましょう。
吊り橋付近には無料の駐車場がありますのでご利用ください。