100泊で完成する⺠泊|ASOBERGHI DIFFUSI(アソベルゴ ディフューゾ)とは

とある情報筋から「おもしろい民泊があるよ」とタレコミがありました。

場所は高森町。

コンセプトは「宿泊者のみんなで作り上げていく民泊」というもの。

しかも「100泊で完成する民泊」と名付けているようです。

これだけの情報では「なんのこっちゃ?」「さっぱりわからん!!」という感情しか湧いて来なかったので、高森町まで確認しに行くことに!

ということで、早速「100泊で完成する民泊 ASOBERGHI DIFFUSI(アソベルゴ ディフューゾ)」へ取材へ行ってきました。

高森民泊

100泊で完成する民泊ってどういうこと!!!?

私と同じく「どういうこと?」と思われた方がほとんどでしょう。

私は完成してない民宿??と頭をよぎりました。

民泊の内容や完成までの手順、経歴について代表の鈴木寿朋さん(オーナー)にお伺いしました。

コロナウイルス感染症対策のためマスクを着用し三密を避けインタビューに応じていただきました。

–ASOBERGHI DIFFUSI(アソベルゴ ディフューゾ)という民泊のお名前ですが、どういう意味ですか?

実は、イタリア語に「ALBERGO DIFFUSO(アルベルゴ ディフューゾ)」という単語があって、「分散したホテル」という意味なんです。

これはイタリアの地域活性化施策の1つで、街や村の中に点在している空き家を宿泊施設として利用することで、街や村を丸ごと活性化しようという試みです。

その「ALBERGO(アルベルゴ)」を文字って「ASOBERGO(アソベルゴ)」として、「阿蘇」と「遊べる」という意味を持たせています。

–これまでの鈴木さんの経歴を教えてください。

長崎県出身で高校は長崎市内の高校を卒業した後にニュージーランドのハイスクールを卒業し東京の大学に進学して、町おこしや地方創生に特化した学部を経て、旅行関係に就職しました。

しかし、幼い頃から通った「高森町」に密着し町おこしをすると決心し退職。高森町の地域おこし協力隊となりました。

–なぜ高森町を選んだのですか?

幼い頃に祖父に連れられ根子岳が一望できる高森町にある別荘に訪れていました。

大人になり再度訪れてみると幼い頃に感じた活気を感じれず、自身が大学で学んだこととモットーである地域活性化を行うと決め高森に住むことにしました。

–100泊で完成するとはどのような民泊でしょうか?

宿となる場所は元々別荘として使われていて、そこをお借りして運営してます。

家具や家電、アトラクション機材は全くなく、訪れたゲストの方に宿泊に必要な物を一品寄付していただいて、ゲスト参加型の宿を作り高森町の関係人口を増やしたいと思ったことがきっかけです。

–宿泊者にどのようなことをしていただきたいですか?

ゲストの方が当宿に宿泊していただき様々な体験をして頂きたいと思っています。

庭でBBQや近くの川で魚釣りなど高森町を感じ、また来ていただけるようにをテーマに仕組みづくりをしてます。

–なぜ、100泊??

まず、100泊というのはTwitterでバズった100日後に死ぬワニのからヒントを得て100泊としました。

–民泊が完成する100泊目はいつくらいになりそうですか?

完成予定日は2022年の8月を予定日としています。

–民泊が完成した後はどのような展開を予定していますか?

全国にはこれから更に空き家が増えていくことが見込まれています。

この宿が空き家を活かした宿づくりの新たなビジネスモデルを生み出し全国各地の空き家でこのような宿を作れるようにしたいと考えています。

100泊で完成する民泊へのゲストについて

–今までに何泊泊まられましたか?

2020年7月に1泊目のゲストが宿泊し2021年2月11日までに11泊の宿泊をいただいています。

まだまだ100泊には程遠いですね(笑)

でも、来月にも12泊目の方からご予約をいただいております。

高森民泊

–これまで宿泊されたゲストの方々はどのようなものを持って来てくれましたか?またそのゲストの方々が行われた作業はどのようなものですか?

テーマにある一泊につき一品の寄付ということでこれまでにソファーやテレビ台、オーブントースターなどいただきました!

室内の壁の塗装や庭に人工芝を敷いたりしゲストの方と一緒に改装中です!

ちなみに1泊目に泊まって頂いたゲストには荒れていた庭を近くのホームセンターから固まる土を買ってきて庭の整備をしていただきました。

–ゲストは「何を持って来たらいいか」迷う方もおられると思いますが、それはどうしたらいいですか?

例えば暖房器具やエアコン、加湿器などですが、基本的に縛りは決めていません。

しかし、宿泊をする際にあったらいいなと思うものをお願いしています。

100泊で完成する民泊の今後について

–今後どのような形でゲストをお迎えしたいですか?

熊本の方で阿蘇の観光になれてらっしゃる方に来ていただきたいです。

理由は観光に慣れていているから民泊体験や高森を体験したい方に泊まって頂きたいと考えています。

また、20歳代の若い世代に来ていただきたいです。

特に大学生のグループ旅行などに利用していただき庭でBBQや近くの川で魚釣りなど高森町を感じ様々な体験をしていただきたいです。

これから宿側が様々な体験をしていただけるように準備中です。

–今後の展望を教えてください。

100泊も泊まって頂いたことが一つの価値と考えていて、宿が一つの形として出来上がるのではなく、100泊の繋がりを大切にしていきたいと思います。

100泊で完成する民泊 ASOBERGHI DIFFUSI(アソベルゴ ディフューゾ)

高森民泊

とにかく、高森町を盛り上げたい!

オーナー1人の力ではなく沢山の方に宿作りに参加していただき多くの人を招きたい!

宿泊者全員でで作った宿を完成させ2軒目3軒目と1つでも多くの空き家をなくし高森町を盛り上げていきたい!という意気込みが伝わってきました。

若さ溢れるパワーを発揮し今後の宿の成長に期待したいですね。

施設名
100泊で完成する⺠泊 ASOBERGHI DIFFUSI(アソベルゴ ディフューゾ)
住所
熊本県阿蘇郡高森町色見
予約 InstagramのDMにて宿泊の5日前までにご予約ください。
駐車場 あり
Twitter https://twitter.com/asoberghi
Instagram https://instagram.com/asoberghi_diffusi?igshid=n4qj8sv57co2
Youtube https://www.youtube.com/channel/UCLtG7Q3RLh01KgytYFFa44Q

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