玉名にHIKE(ハイク)という名の素敵なカフェ&ゲストハウスがオープン!

玉名市、と聞いて何を思い浮かべますか?

玉名ラーメン、温泉、高瀬裏川の花しょうぶ、ご当地キャラクターたまにゃん、等など沢山の魅力がある玉名市。

個人的に一番に頭に浮かぶものは、小代焼です。

小代焼とは、熊本県北で約400年前から焼き続けられている陶器で、細川藩の御用窯として茶道の器などが焼かれました。

平成15年には国の伝統的工芸品に指定され、最近では若手の小代焼作家が現代の生活様式にあった作品を生み出しています。

そんな小代焼を使用し、ランチ、デザート、お酒などが楽しめる素敵なカフェ『HIKE(ハイク)』さんが、今年5月玉名市にオープンしました。

正確には、カフェだけでなく、バー、ホステルでもあり、地域住民と宿泊者が”カタル”場所を提供されます(熊本弁で”カタル”は参加する、加わるという意味があるそうです!)。

オープンから1ヶ月経った6月中旬、HIKE(ハイク)さんにお邪魔してきたので、早速ご紹介します!

『HIKE(ハイク)』 玉名市 作り手と消費者を繋ぐ複合施設

HIKE(ハイク)の場所

HIKE(ハイク)さんは、玉名市の高瀬浦川に隣接しています。

高瀬浦川といえば、毎年5〜6月にかけて咲き誇る花しょうぶが有名です。

花しょうぶはほとんど終わっていましたが、それでもちらほらとまだ見ることができました。

こちらがHIKE(ハイク)さんです。

この建物は以前別の施設として利用されていたものをリノベーションされたものです。

元々何だったか想像できますか?


実は、病院だったんです!元々整形外科で、建物は築40年以上とのこと。

HIKE(ハイク)さんの魅力はなんと言っても、玉名市をはじめとした県北の伝統・文化が詰まった場所ということです。

カフェで使用する器は、県北を代表する小代焼、そしてメニューの素材一つ一つにオーナーである佐藤さんご夫婦と生産者の思いが詰まっています。

佐藤さんご夫婦は以前某アパレル会社にお勤めをされていて、退職を機にその地の織物や手仕事を見るために世界旅行をスタートされたそうです。

訪れた国はなんと、37か国とのこと!お二人が旅行中に感じていたことが、「その土地に来たら、その土地ならではのものが食べたい。」ということだったそうです。

そのような思いから、HIKE(ハイク)さんで提供されるものは素材から器まで全てにストーリーがあります。

HIKE(ハイク)はこんな人におすすめ

  • ひとりでゆっくりカフェタイムを過ごしたい人
  • デート
  • ファミリー
  • 仕事帰りに美味しいお酒を飲みたい人
  • 高瀬浦川近辺を散歩中で美味しいデザートやドリンクをテイクアウトをしたい人
  • 県外からお越しの県北の魅力を満喫したい人

HIKE(ハイク)には開放的な空間、テラス席、キッズスペースも!

HIKE(ハイク)さんに入った瞬間、大きな窓から降り注ぐ光が気持ちいい、開放的な空間が広がっています。

入ってすぐ左手には、『タシュロン』という販売スペースがあります。

こちらではカフェで使用している小代焼の食器が販売されています。

その他にも大分県の小鹿田焼、玉名郡南関町にある、竹の箸だけを作り続けているヤマチクさんなど作り手の職人さんと私たち使い手をつなげてくれるお店です。

タシュロンからもう少し進むと、左手に注文カウンターがあります。

HIKE(ハイク)さんでは先に注文・会計を済ませる”キャッシュオン(前払い)”というシステムになっています。

注文カウンターに置いてある、いきなり団子。

こちらは玉名市にある『まつり屋』さんのいきなり団子で、税込100円というお手頃さ!

コーヒーとの相性が抜群ですので、ぜひお試しください。

お土産にもいいですね。

注文カウンター前には、ウォーターサーバー、ストロー、お手拭き、砂糖が用意されています。

お店の奥にはキッズスペースも設けられています。

夜はバーになり、熊本産のこだわりワインやお酒にあうメニューが提供されます。

こんな素敵なバーに、仕事帰りに行けたら最高ですね!

メニュー・素材全てに物語がある HIKE(ハイク)のランチ・デザート・ドリンク

ランチメニューはとてもシンプルです。

『だご汁定食 1,000円(税込)』
『だご汁単品   600円(税込)』

この2種類のランチと、定番・季節のデザートとドリンクがあります。

メニューは全て税込なので、支払いも簡単ですね。

HIKE(ハイク)のこだわり『だご汁定食』と、玉名地方の魅力がつまったデザート

わたしも友人もだご汁定食を注文しました。

木のプレートで運ばれてきたのは素敵なお料理の数々。

まずは、ランチの顔であるだご汁から。

だご汁といえば、熊本を代表する郷土料理であり、また熊本の家庭の味です。

HIKE(ハイク)さんのだご汁は、醤油味で、素材ひとつひとつを味わえるあっさり味です。

具沢山でお出しがきいていて、ほっこりします。

こちらは南関揚げの稲荷寿司です。

玉名郡南関町の名産である南関揚げを使用し、あっさりと優しいお味の稲荷寿司です。

HIKE(ハイク)さんでは、老舗である塩山食品さんの南関あげを使用されています。

こちらはなんだと思いますか?

お豆腐かな、胡麻豆腐かな?と思っていたのですが、オーナーにお伺いしたところ、”牛乳豆腐”とのことです。

大分県出身の私は初めて食べたのですが、熊本では昔から作られているお料理です。

牛乳と小麦粉を丁寧に練り上げて作られた、優しい味のもちもちした牛乳豆腐をお醤油ベースのタレでいただきます。

他にも季節のお野菜がふんだんに取れるサラダ、胡麻和え、酢の物があります。

金時豆の甘煮も甘すぎず優しいお味です。

少しずつ色いろなお味が楽しめる定食です。

だご汁定食だけでもお腹も心も満足なのですが、コロナで外出を自粛していた私たちは、デザートも続けて満喫しました!

 

さてさて、次は・・・

再度、注文カウンターに行き、各自水出しコーヒーとデザートを注文。

友人はチョコレートパウンドケーキ、私は月読みピーチミニパフェとあんことホイップのシフォンサンドを注文しました(この人達こんなに食べるの!?と思われていたことでしょう、、、。)

まずは月読みピーチミニパフェから。

 

そもそも、”月読みピーチ”何?と疑問が出てきますよね。

この月読みピーチは、玉名郡玉東町にある『にしだ果樹園』さんの桃なのですが、にしだ果樹園さんは、自然栽培を実践されていて、月齢のリズムに合わせた収穫、草刈、剪定管理された特別な桃なのです!

にしだ果樹園では、桃の他にも季節ごとの『月読み果実』も生産されています。

 

爽やかな月読みピーチのしたには、阿蘇ジャージー牛乳のアイスクリーム、フワフワのシフォンケーキ、とただただ幸せなパフェでした。

こちらの『あんことホイップのシフォン』は、テイクアウトも可能です。

卵がしっかり感じられるシフォンケーキに、さっぱりした生クリーム、甘さ控えめなあんこが素敵なバランスでサンドされています。

ちなみにあんこは、こちらもHIKE(ハイク)さんから徒歩すぐの老舗あんこ屋さん『あん工房港屋』さんのものを使用されています。

季節によってサンドするものが変わるので、これから新しいシフォンサンドも楽しみですね。

そして友人が注文した、チョコレートパウンドケーキです(すでに一口いただいていますが、、)。

国産のクーベルチュールチョコレートを使用していて、生地の中にもチョコレートとクルミがふんだんに練り込まれています。

なんとHIKE(ハイク)さんのケーキは全てベーキングパウダーを使用していないとのこと。

お子さんも安心して召し上がっていただけます。

HIKE(ハイク)

とにかく、全てのものにこだわりが見え、作り手と私たち消費者の距離を一気に近づけてくれるHIKE(ハイク)さん。

ホステルのオープンはもう少し先になるようですが、これからも玉名地方の魅力を発信し続けるHIKE(ハイク)さんから目が離せませんね。

大きな窓から見える四季折々の景色と、季節とともに変わるメニューを味わいに、ぜひHIKE(ハイク)さんを訪れてみてください。

地元の人も気付いていない、素敵な玉名の魅力を発見すること間違いなしです。

ハイクの店舗情報

店名
HIKE(ハイク)
住所
熊本県玉名市秋丸415-2

アクセスマップはこちら

営業時間
営業時間:11:30〜22:00
※ランチ 11:30〜15:00 (14:30 LO)
※バー 18:00〜22:00 (21:30 LO)
定休日
水曜日(HIKE(ハイク)内ショップ、タシュロンも同じく水曜日が定休日)
電話番号
なし(公式HPの問い合わせフォームより。ただし、席の予約・商品の取り置きはしていない)
座席数
コロナの影響で間隔を開けての営業のため変動します。
駐車場
菊池川河川敷公園駐車広場(無料)

※ただし、河川が増水した場合はゲートが閉まる可能性があるため、玉名商工会議所前または、肥後銀行玉名支店第二駐車場をご利用ください。2ヶ所とも無料で駐車できます。

支払い方法 現金のみ
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