先日も紹介した2016年12月23日(金・祝)から12月25日(日)にパシフィコ横浜で行われる『お城EXPO2016』だが、熊本城の珍しいものが展示されることになったそうだ!
熊本城石垣の模様のある石『お城EXPO 2016』にて初公開
お城EXPO実行委員会の実行委員会委員長:小和田哲男さんから
2016年12月23日(金・祝)から12月25日(日)に行う“城”をテーマにした総合イベント『お城EXPO 2016』にて、熊本県と熊本市、そして熊本城調査研究センターの協力により、熊本地震で崩落した熊本城の石垣から発見された、不思議な文様のある石を初めて一般公開いたします。
お城EXPO実行委員会の実行委員会委員長:小和田哲男さん
どんな石なの?
▲【写真】百間石垣西側出土線刻画:四角に直線とそれを囲むように円形と直線を組み合わせた線刻
今回初めて展示する熊本城石垣の石は、百間石垣の西側から出土した石で、四角に直線とそれを囲むように円形と直線を組み合わせた線が刻まれており、縦75センチ、横60センチ、幅86センチの安山岩だ。線刻彫刻画は、縦26センチ、横9.5センチの大きさ。熊本城調査研究センターでは、この不思議な文様の彫刻の意味や目的を現在調査中だそうだ。また、この石の別側面には、矢穴(石を切り出す際に鉄の矢を打ち込んだ穴)も確認することができるぞ。
▲(右)線刻画 拓本 (左)線刻画 拡大写真
石からは、はっきりとこの刻まれた線や矢穴が見てとれる。日頃は熊本城内で保管されており、一般に公開するのは、『お城EXPO 2016』が初となる貴重な展示だ。また、会場では熊本城復興支援のコーナーも設けており、12月23日(金・祝)の初日には「くまモン」と「熊本城おもてなし武将隊」、24日(土)には熊本市イメージキャラクター「ひごまるくん」も駆けつけるそうだぞ。百間石垣とは熊本城北側の重要な守りとして築かれた石垣で、加藤家重臣の飯田覚兵衛が築いたと言われている。
熊本城二の丸の絵図によると、高さは五間ほどで、長さ百一間。この長さから百間石垣と呼ばれるように。言い伝えによると、ある年の正月、三東弥源太という若者が家老の長岡監物邸のしめ飾りを盗んで逃げるとき、「えーもさいさい」とばかりに、この高い石垣から後ろ向きに飛び降りたとされている。それ以来、熊本では思い切った事をするときの例えに「百間石垣後ろ飛び」という言葉が使われている。
『お城EXPO 2016』概要
名 称:お城EXPO 2016
開催日時:2016年12月23日(金・祝)~12月25日(日)10時~18時(入城は17時30分まで)
開催会場:パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
主 催:お城EXPO実行委員会、公益財団法人日本城郭協会、株式会社ムラヤマ、株式会社東北新社、
パシフィコ横浜
後 援:経済産業省、観光庁、神奈川県、横浜市、日本政府観光局(JNTO)、朝日新聞社、読売新聞社、
神奈川新聞社、tvk、ヒストリーチャンネル™、一般社団法人日本旅行業協会、日本忍者協議会、
北条五代観光推進協議会、全国山城サミット連絡協議会
協 賛:ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル、アサヒカメラ、崎陽軒、
ヒビノメディアテクニカル
協 力:日本出版販売株式会社、クラブツーリズム
内 容:<厳選プログラム>
城メグリスト荻原さちこ氏プロデュースによる、城ファンのための講演会、フォーラム、
トークショーを開催
<テーマ展示>
城めぐり観光情報ゾーン、お城シアター、城郭の浮世絵展 ~松﨑コレクション~、
お城のジオラマ模型展、現存十二天守模型展、日本100名城写真展、熊本城復興支援コーナー、
お城EXPO検定、お城EXPOフォトコンテスト、ワークショップ ほか
チケット:●入城券:一般 当日1,500円 前売1,300円 /小・中学生 当日800円 前売500円
※税込 ※未就学児は無料 ※会期中のいずれか1日にテーマ展示の全てをご覧いただけます。
●プレミアム入城券:当日3,000円 前売2,800円
※税込 ※一般/小・中学生の区分はありません。一律料金です。
※テーマ展示に加え、厳選プログラムに参加できます。
※未就学児はプログラムへの参加はご遠慮ください。※日付をご指定の上、お買い求めください。
※指定日の全てのプログラムを終日[指定席※限定1,000席]でご参加いただけます。
※前売り状況などにより予告無く前売り券や当日券の販売を終了する可能性がございます。
チケット取扱い:チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイド
※詳細は『お城EXPO 2016』ホームページにてご確認ください。
U R L : http://www.shiroexpo.jp