【熊本観光地】神秘的な水のカーテンが観れる『鍋ヶ滝』のスポット解説

熊本にはたくさんの観光地がある。しかも自然の雄大さと美しさを感じることができる観光スポットが本当に多い。今回はそんな自然の神秘を感じられる観光スポットのご紹介。

CMの舞台の鍋ヶ滝!神秘的なカーテンが観れる観光スポット

鍋ヶ滝とは

鍋ヶ滝(なべがたき)は、熊本県阿蘇郡小国町にある滝で裏見の滝の代表として全国的なCMなどでもロケ地になるほど有名な観光地だ。滝の規模は正直そんなに大きくないのだが、滝裏の空間は思っているよりも広い。 決して迫力のある大きな滝とは言えないが、自然の造形美は必見の美しさがある。

裏見の滝とは

裏見の滝(うらみのたき)とは、滝の裏側の滝壺の奥に入ることができ、落ちていく滝の水を滝の裏側から見ることができる滝のことだ。
滝は高い位置から流れ落ちる水で、滝壺が形成されて、だんだんと侵食を受けて縦方向に穴が空いていく。そして、穴の深さが深まるにつれて色々な地層が出現するのだが、その地層の中にはすごく柔らかい地層もある。そういう柔らかい地層が出て来たときには、横方向にも侵食が進み、穴が横方向に空いていくそうだ。その穴の部分が滝の裏側となるそうだ。

鍋ヶ滝の魅力

滝の落差は約10mと規模は小さいが、幅は約20mあり、カーテンのように幅広く落ちる水が木漏れ日に照らされる様子は、とても優美で神秘的。この鍋ヶ滝は阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火ででき、上記のような侵食作用を経て、長い年月をかけて現在の形になったそうだ。滝上部の固い岩盤や滝裏のやわらかい地層は、今も浸食等を繰り返し、少しずつ形を変えているそうなので、もしかしたら数年後にはまた形が変わっているかもしれない。春には期間限定で滝を裏側からライトアップするイベントが開催され、その神秘的な優美な姿が一層美しく見えるのは言うまでもない。
また、夏には緑深い新緑、秋には真っ赤に染まった紅葉と滝のコントラストがすごく綺麗なので、一年中楽しめる観光スポットだ。

どこにあるの?

気になる鍋ヶ滝の場所だが、熊本県阿蘇郡小国町という場所にある。小国町は熊本県最北端の町で、湧き水も有名で、その水で作る蕎麦も有名な観光地だ。さらに杖立温泉、奴留湯温泉、山川温泉、岳の湯温泉、はげの湯温泉などの温泉もあることでも有名だ。

鍋ヶ滝へは、まずはJRで阿蘇駅まで行き、産交バスという会社のバスで杖立温泉行きで約1時間、ゆうステーション停留所で下車後、タクシーで約15分という場所にある。

車で行く場合は、道の駅のゆうステーションを目標に行くといいかもしれない。

地図は以下の通りだ。

■観光地情報
・名称: 鍋ヶ滝
・住所: 熊本県阿蘇郡小国町黒渕
・電話番号:  0967-46-2113(小国町情報課)
・開園時間: 9時~17時(最終入園16時30分)
・休園日: 年末年始(12/28
・料金: 大人(高校生以上)200円 / 小人(小・中学生)100円 / 小学生以下 無料
・駐車場: 48台 ※大型バスの乗り入れ不可
・公式サイト: 小国町ホームページ
※大雨・洪水警報発令時など河川の増水状況等により臨時休園とする場合あり。
※滝の裏側や川の対岸に立ち入る際は、落石や転倒に十分注意してください。

 

鍋ヶ滝周辺の小国町には温泉もたくさんあるので、ぜひ、熊本・阿蘇に来た際には足を伸ばしてみてはいかが?

本記事内で使用しました画像は全てキロクマさんが出典です。http://kumamoto.photo/archives/

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