【黒川温泉】旅館 山河は食事も部屋もお風呂も最高でおすすめの宿!日帰り利用も可!心のこもった丁寧なおもてなしに感動!宿泊して気づいた本当の豊かさとは?

今年(2019年)3月の終わり、黒川温泉へ行くことになった。

以前から泊まってみたかった旅館 山河へ取材を兼ねて泊まってみることにした。  

お詫び
旅館 山河さんに大変感動して「あれもこれも紹介したい!」と詰め込んで書いてしまったので、かなりの長文になっております。 お時間のない方は、目次にて、お好きな項目だけお読みください。

心に染み入る古き良き黒川温泉 旅館 山河

黒川温泉とは

熊本県阿蘇郡南小国町にある温泉で、全国屈指の人気温泉。

2009年には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載され、憧れの温泉地として日本だけでなく世界中から観光客が訪れている。

また、黒川温泉では、「黒川一旅館」という共通概念のもと、温泉街全体を一つの「旅館」として捉え、黒川温泉全体でお客様をおもてなしする取り組みをおこなっている。

さらにクオリティの高いおもてなしをし、お客様により喜んでいただくために、「黒川一旅館」から「黒川一ふるさと」への展開を目指し、地域の多様な人々と対話をしながら、観光だけでなく、農業や林業など他産業との連携を強化していき、「住んでよし」「働いてよし」「訪れて良し」の地域作りに取り組んでいる。  

黒川温泉の旅館 山河に泊まってみた。

黒川温泉 旅館 山河は、黒川温泉の中心街から少し離れた森の中に佇む大人の隠れ宿的な雰囲気の宿。

3000坪もの広大な敷地には、なんと露天風呂など7つものお風呂が点在しており、旅館の中でも湯巡りが楽しめる。

春は新緑、夏には蛍、秋には紅葉、冬には雪と、豊かな自然を感じながら季節と温泉を堪能できる旅館となっている。

黒川温泉 旅館 山河に着くと、自然と調和した美しく落ち着きのある雰囲気に心安らぎ日々のストレスが溶けていくような空間が目に飛び込んできた。

館内もすごく落ち着きのある、まさしく大人の隠れ宿だ。

囲炉裏や暖炉などもあり、美しい田舎の雰囲気とモダンでおしゃれな空間のロビーになっている。

冬にここで暖炉の火を眺めながらコーヒーを飲むのも素敵だろうな。

ロビーには小さめのバーカウンターもあり、ここでコーヒーも飲めるようだ。

黒川温泉の文化も表現されていてトウモロコシも吊るされていた。

廊下を歩き、西館へ行くと今回のお部屋がある。

廊下を歩いて行く道中、「すごい!きれい!素敵!」と連呼してしまうほど、落ち着いた雰囲気と美しさに感動。

今回、泊めていただくお部屋はこちら「捩木(ねじき)」

八畳一間のお部屋で、どこか懐かしさが感じられるアットホームなお部屋だ。

お部屋には、切石の内湯もあって、温泉が常に流れていて、24時間いつでも温泉に入れる状態になっていた。  

黒川温泉街まで歩いてみた。

実は、今回、旅館 山河に到着したのは、12:30ごろで、荷物と車を預かってくれた。 せっかくなので、歩いて黒川温泉街へ行くことにした。

旅館 山河の前の道沿いには、川が流れており野鳥の声と川のせせらぎがすごく癒してくれる散歩道になっていた。

なんでもないような景色なのだろうが、歩きながら眺める田舎の風景は目にも心にもいい気がする。

この道は草木が生い茂る夏に来るともっときれいなのかもしれない。

少し歩くと坂道が出てきた。

桜が満開の時期ならもっときれいだっただろうな。と思いながら歩き続けた。

すると黒川温泉が見えてきた。思ったよりも近い気がする。

旅館 山河からここまでで歩いて20分程度というところだろうか。

Googleマップで調べると、旅館 山河から黒川温泉の中心街までは約1.6kmということだったが、思ったよりも近く感じた。

黒川温泉街の散策の模様はまた別の記事でご紹介することにしよう。  

黒川温泉 旅館 山河の露天風呂と男女別浴場

さて、旅館 山河のお風呂だが、冒頭でも紹介したように3000坪もの敷地内に7つものお風呂が用意されている。

旅館 山河の湯は、薬師の湯(単純硫黄泉)と美肌の湯(ナトリウム塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉)の二つの自家源泉からなる100%掛け流しの温泉なのだ。

今回は全てには入ることができなかったが、ご紹介しておこう。

混浴露天風呂「もやいの湯」

なんと混浴の露天風呂もあるのには驚いた。

ドキドキしながら入ってみると誰もいなくて貸切状態!

すごく風情のある露天風呂だ。

ダイナミックな自然に包まれた青みがかった透明な湯が特長の混浴露天風呂。

ほんのりと温泉らしい香りがあったが、肌をしっとりと優しく包み込みトロトロとまろやかな温泉だった。

さすが美肌の湯!

温度もちょうどよくずっとずっと入っていたい温泉だった。

風の音や鳥のさえずりが心地よかったなぁ・・・

この混浴露天風呂「もやいの湯」は、立ち寄り湯対応もしていて、入湯手形の利用も可能だそうだ。

立ち寄り湯としての利用は、8:30~21:00まで。  

女湯「四季の湯」

女性アシスタントに撮影をお願いして女湯「四季の湯」にも入ってもらった。

こちらは女性専用の露天風呂だ。

こちらもかなり風情のある露天風呂だ。

お湯や泉質も混浴露天風呂「もやいの湯」と同じようだが、旅館内を流れる小川にそって佇む露天風呂で、小川のせせらぎを聞きながらゆったりと自然を満喫することができるようだ。

混浴露天風呂「もやいの湯」も同じだが、洗い場がなく、純粋に温泉と季節ごとの景色を楽しむための温泉だ。

お湯が少し白く濁っていて、見るからにトロトロ感が出ている。

温泉から上がった後、「化粧水などは一切つけなくても、いつまでもしっとりとした肌になる温泉!」とアシスタントが驚いていた。

こちらの女性専用露天風呂「四季の湯」も、立ち寄り湯対応もしていて、入湯手形の利用も可能だそうだ。

立ち寄り湯としての利用は、8:30~21:00まで。  

薬師の湯

薬師の湯も緑に囲まれた道を歩くと出てくるのだが、もうこの段階で癒されている自分がいた・・・

隣同士に並んだ内湯のようだ。

薬師の湯の奥には、源泉があって、そこにはお地蔵さま?が祀ってあったぞ。  

 

男湯

さて早速、男湯から

のれんを潜ると・・・

こじんまりした脱衣所が。

この段階で硫黄の香りがぷ〜んとしていた。

そんなに広くはないがゆっくりと入れる岩のお風呂だ。

露天風呂とは異なる泉質で、茶褐色で糖尿病や通風などに効果がある単純硫黄泉だそうだ。

かすかな硫黄の香りと茶褐色の湯の花が舞うお湯を楽しむことができて、しっとりと肌に吸い付く感じが心地よかった。  

 

女湯

さて、お次は女湯だ。

女湯にはのれんはないようだ。

長い廊下を抜けると

男湯よりは広い脱衣所

いざ!お風呂へ!

また廊下を歩いて・・・

目に広がるのは!ヒノキ風呂!

こちらもゆったりと上質の温泉を楽しめるお風呂だ!  

 

貸切家族風呂

家族風呂の檜風呂と切石風呂だが、今回は時間の都合、入ることができなかったが次はチャレンジしたい。

↑が切石風呂。

大人2~3名が入れる大きさの野趣あふれる切石の貸切風呂だ。

↑が檜風呂。

その名の通り田舎の風情を残した桧(ひのき)の貸切風呂だ。

  他にも家族風呂の六尺桶風呂があるそうだ。

↑が六尺桶風呂。

大きな桶の湯船の半露天風呂だ。

豊かな緑の風景を楽しめる眺めになっている。

 

黒川温泉 旅館 山河の立ち寄り湯の利用案内

立ち寄り湯(日帰り入浴)のご利用の方は、黒川温泉入湯手形も使えるぞ。

以下の表示料金は消費税・入湯税込みの金額。

お風呂

  • もやいの湯(露天風呂)
  • 四季の湯(露天風呂)

入浴料

  • 大人 500円
  • 子ども 300円

利用時間

8:30~21:00

 

黒川温泉 旅館 山河のその他の施設

他にも旅館 山河の敷地内には足湯や囲炉裏端などもあったぞ。

露天風呂までの道のりには囲炉裏の小屋も。

外国人だけでなく現代の日本人にも珍しい囲炉裏で風情が楽しめる。

囲炉裏小屋の近くには、足湯もあり、

自然の音と緑でゆっくりとした時間を楽しむことができた。  

 

黒川温泉 旅館 山河の食事

夕食

夕食は、地元阿蘇の旬の食材をふんだんに使った会席料理だ。

よ、読めない漢字がたくさん・・・

見るだけでもワクワクするようなキレイな料理だ。

まずは食前酒の緑茶梅酒。

スッキリしていて少し緑茶の風味が感じられる梅酒で胃袋のウォーミングアップ。

こちらは、おそらく・・・

菱醍醐、ちらし寿司、花見串、姫筍味噌漬け・・・ だと思う・・・ 一

つ一つが上品な味だが、決して薄くなく濃くなく、ゆっくりとそれぞれの食材の味を味わいたくなる料理だった。

石蕗 (つわぶき)の田舎煮も、春らしい味がしてすごくおいしい!

鱒と蛤と旬菜の和え物。

これも少しずつ口に運んで、口の中で春の風味を楽しむことができる一品だ。

若草豆腐はもっちりしていて喉越しがよかった。  

さて、お次はお造りのセクションへ

馬刺しは赤身部分。

これは個人的に赤身の方が大好きなので、うれしかった!

きっと他の料理の味を奪わないように配慮されているのだろう。

鯛とヤリイカと車海老、こんにゃくのお造り。

何度も言うが、一つ一つが新鮮ですごくおいしく、お酒も進む!進む!

あ、ちなみに、この段階で、食前酒だけでは足りずに、お酒を頼んでしまっていたのはナイショ・・・  

さてさて、続いて、椀物にいってみよう。

お品書きには、「鮎並」と書かれていたので、完全に鮎だろうと思っていたが、これ、「あいなめ」と読むそうだ!

しかも、「吉野打ち」は、奈良県の吉野地方で有名な葛を使ったことからこの名前になったそうだ。

「吉野打ち」とは葛などの粉を食材にまぶして料理にすることを意味するのだ!  

こちらもすごく上品な味わいで、アイナメもふっくらとしていておいしかった。

アクセントにセリが入っていたのだが、それがまた良い風味を醸し出していて、あっという間に食べてしまった。  

さて、次は焼き物!

これは山女魚(ヤマメ)の塩焼きだ。

地方によっては、「アマゴ」「アメゴ」などとも呼ぶこともある。

香ばしくて身はふっくらしていて、川魚の風味もしっかり味わえる一品だ。  

お次は、蒸し物。

こちらも見るだけでも楽しめる色鮮やかな料理だ。

「桜蒸し」という名前だそうだが、どこを食べても「春が来たー!」と叫びたくなるほど口の中に春の香りがふんわりと感じらた。

菜の花や鰆でも春の風味を感じられたのだが、やはり桜の風味が印象的な一品だった。  

次に来たのは、台の物。

お品書きに「春甘藍と阿蘇美豚スープ仕立て」書いてあった・・・ 春甘藍・・・

私が知らない野菜なんだろうなと思っていたら、なんと!

「甘藍(かんらん)」はキャベツの別名だそうだ。

つまり「春キャベツと阿蘇のブランド豚のスープ」ということだ!  

こちらも上品で出汁のしっかり効いたスープに春キャベツらしい甘さと阿蘇美豚(あそびぶた)の旨味が絶妙だった。  

ここまでで、結構、おなかいっぱいになっていたのだが・・・

次にやって来たのは、替鉢の肥後牛山椒焼き!!

見よ!この赤身のキレイなこと!

これまた、うれしいことに赤身肉!

すっごく柔らかくて旨味の凝縮されたお肉で、山椒が香ってあっさりしていたので、おなかいっぱいと言いながらペロッと食べてしまった。

お肉と一緒にやって来たのは、お米。

このお米、すっごくおいしくて、ツヤツヤに光っていたので、その質感を出したくて、わざとカメラの設定を暗めにしてみたのだが、伝わるだろうか?

熊本の黒川温泉がある地域(小国)で作られたお米だそうで、旨味があって、一粒一粒の甘みがしっかり感じられるご飯だった。

お肉やお米と一緒に留椀の田舎味噌の味噌汁も。

これも田舎味噌の素朴な味わいでありながら上品でスッキリした味噌汁だった。

お漬物もきっと手作りなんだろうな。

一つ一つが本当においしかった。

最後はトドメのデザート!

私、おっさんなのに大好きなメロンといちごが出て来て思わず「やった!」と・・・(笑)  

小国産のジャージー牛乳で作られたプリン。

これも甘さ控えめでしつこくなくスッキリしていて、まさに最後の口を整えてくれるプリンだった。

小袖大福も、びっくりするくらい柔らかくて、中にクリームが入っているのだが、甘さ控えめで、もう一つ食べたくなる味わいだった。  

以上が夕食の会席料理だが、正直、かなり満腹になった。

「どれこれもおいしいので、ゆっくり味わって食べるからだろうか?」とも思ったが、いや、かなりの量だ!

しかも、仲居さんがベストなタイミングでお料理を運んでくれるので、無理なく食べることができたし、料理や食材自体をすっごく楽しみながら食事することができた。  

また食事中、仲居さんとの世間話で 「夕食後は黒川温泉街で行われている『湯あかり』へ行きたいと思っている」 と話したところ 「それなら会場までお車でお送りしますよ」 とビックリなおもてなし!  

昼間に歩いたので、歩こうと思っていたのだが、お言葉に甘えて車で送ってもらうことに。

料理人さんの腕前にも感動したが、仲居さんのおもてなしにも感動した。   湯あかりは別記事で紹介しよう。  

朝食

朝食も超豪華!

純和風な朝ごはんのようだが、色々なものがたくさん盛り込まれている!

夕食であれだけ食べたのに「どれから食べようかな〜♫」とウキウキが止まらない朝食。

まずは手作りの野菜ジュースから。

トマトジュースや人参ジュースが苦手なのだが、これはスッキリとしていて程よい甘みでおいしかった。

おひたしも寝起きの胃袋にはやさしい。

辛子蓮根、辛子明太子、山うに豆腐?、エンドウ、昆布。

食べたいものが少しずつたくさん入ってるのはうれしい!

これだけでご飯一杯食べることができそう。

卵焼きとお魚(鰆の西京焼きかな?)

またまたこれだけでご飯がもう一杯食べることができそうだ。

味噌汁も朝から胃袋に染み渡るやさしい味でたまらんかった。

このご飯も小国のお米だそうだが、おかずいらずのおいしいお米なので、ついつい食べ過ぎてしまった・・・

高菜やたくわんもおいしいからご飯が進むのよ・・・

さらに!蒸し料理もあって、ダイエットの人にもうれしい! ってここまで食べている私にとっては、ダイエットなどもう頭の中には存在しないのであった・・・

野菜や素材の甘みがすんごくおいしい一品だった。

さらに!さらに!

煮しめもあって、これもすごく絶妙な味付けで、甘辛くてご飯に合う!

ここで、さらにご飯をもう一杯食べてしまうよねぇ・・・

そして、最後に、これがあかんやつ!

この味噌が私の胃袋を崩壊させてしまった。

田舎味噌というのか?もろみ味噌というのか?

とにかく甘辛くて少し山椒のようなスッキリした味わいもあって、ご飯がまたまた進む!

殺人級のおいしさの味噌にやられてご飯を食べ過ぎてしまった・・・

最後に、デザートのフルーツでお口直し。

スッキリとした口の中になったけど、おなかはすごいことになっていたのは言うまでもない。  

 

黒川温泉 旅館 山河の基本情報

 

店名
黒川温泉 旅館 山河
住所
熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961−1

アクセスマップはこちら

電話番号 0967-44-0906

お電話はこちら

送迎 送迎あり ・黒川温泉バス停まで無料送迎あり ・小国ゆうステーションバス停まで無料送迎あり ・杖立温泉バス停まで無料送迎あり
駐車場
有り
クレジットカード JCB・VISA・マスター
温泉 黒川温泉(天然温泉100%) 源泉掛け流し 露天風呂 (男女ともあり・貸切可) 貸切風呂 あり
チェックイン 15:00~ ※宿泊プランごとにチェックイン時間の設定がある場合は、そちらが優先。
チェックアウト ~10:00 ※宿泊プランごとにチェックアウト時間の設定がある場合は、そちらが優先。
アメニティなど ハンドタオル / ボディソープ / ドライヤー / 温水洗浄トイレ / 歯ブラシ・歯磨き粉 / 石けん / 羽毛布団 / くし・ブラシ / バスタオル / 浴衣 / 髭剃り / シャンプー(リンスインシャンプー含む) / 綿棒 / ロビー無線LAN
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旅館 山河の宿泊プラン

 

ストレスを忘れ、心豊かになれる旅館 山河

今回、宿泊した部屋にはテレビはあったが、結局、一度もつけなかった。

旅館内のお風呂や他施設など、全体の雰囲気を楽しんだり、食事を楽しんだりすることで、テレビなど見る暇はなかった。

それよりもむしろ、スマホやテレビなど普段使っているモノから離れて、ゆったりと過ごすことの方が意味と価値のあることだと痛感させられた。

空間もおもてなしも食事もそうだが、ゆっくりと五感の全てを使って、旅館 山河の丁寧なホスピタリティを感じて欲しい。

『外界と繋がらない贅沢』とでも言うべきだろうか・・・
都会の喧騒を忘れ、日頃の煩わしい物事から距離を起き、心身共にゆっくりすることができる時間の過ぎ方と空間を楽しむことで、頭の中がリセットされ、心が軽くなる感覚、また温かい何かに包まれる感覚・・・ そんな豊かな何かを感じることができる旅館だった。  

この旅館 山河は、正直、私の収入では、安くはない宿泊プランが多いが、日頃の外食や飲み代などを節約して、宿泊に来た方が絶対お得だと感じた。

特に私の場合、普段の外食や飲み代を節約した方が健康になる上、贅沢な時間と丁寧な心からのおもてなしを感じられる旅館 山河に来る方が、心も身体も頭も元気をもらえると確信した。

ゆったりとした贅沢な時間を体感しリフレッシュしたい人は、ぜひ一度宿泊して欲しい。

 

追記: これを書いて良いのか迷ったのだが、結局最後に書くことに決めた。   黒川温泉 旅館 山河には、多くの外国人観光客も宿泊していた。アジア人より欧米人が多いように感じた。私が宿泊した当日もフランスからの家族が宿泊していた。その家族の小学生くらいの女の子が館内を興味深そうに一人で見学していた。それを発見した山河の仲居さんが日本語で「見る?」と言いながらその女の子の手を握って「This is Japanese Kitchen・・・」と拙い英語ではあったが、厨房らしき所に連れて行ってあげていた。「きっと時間のある限り館内の他の場所も説明しながら見学させてあげたのだろうなぁ」と感じながら、山河を後にした。   「おもてなし」   口で言うのは簡単だが、本当に心を込めて実践することは難しい。 旅館 山河に宿泊して、自分の普段の言動も見つめ直す良い機会になった。
取材者&ライター

中野太助