【なば】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

なば

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今日の方言・熊本弁は『なば』

今日の熊本弁も不思議な方言だ。絶対に想像つかないと思う。使い方や答えを見る前にしっかりと想像しておいてほしい。ヒントは名詞だ。

 

 

使い方

「なば取りいかんね?」

 「なばの生えとる。」

 

 

関西弁で言うと

「キノコ狩りいかへん?」

「キノコ生えとる。」

 

標準語

「キノコ狩りに行きませんか?」

「キノコが生えてるよ。」

 

意味

キノコ

 

語源

この方言は熊本だけでなく、九州・中国・四国地方で使われている方言だそうだ。キノコと言っても主にシイタケを指し、稀にマツタケを指すこともあるとか。語源は「なばえ」という言葉の可能性があるらしい。「なばえ」とは「ひこばえ」や「切り株に生える新しい芽」のことだそうだ。キノコの形状や生える状況が似ているので、言葉を重ねたのかもしれない。

 

エピソード

前に紹介した「なばくらわすぞ!」(どつきまわすぞ!)という言葉だが、この「なば」も「きのこ」だろうか?そう考えて想像してみるとシイタケを持った男の人がシイタケを振りかざしながらすごい形相で「このシイタケでどつきまわすぞ!」と言ってる所を想像してしまった(笑)

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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