くまモンマークの“お墨付き”熊本県認定「ブライト企業」ってなに?

熊本県の「顔」の一人?
そう、……くまモン。
県内ではもう、あちこちで、
くまモン(のイラスト)を
見掛けると思います。

……そんな中、認められた人たちしか
使用することはできない、
栄誉あるくまモンのマークが
「ブライト企業」の認定マーク!

ブライト企業とは、いわゆる、
「うちは“ブラック企業”じゃないわ!を
熊本県に正式に認められた企業なのですー。

ブライト企業とは?

熊本県ブライト企業推進事業

「ブライト企業」は、熊本県限定の造語。

働く人がいきいきと輝き、安心して
働き続けられる企業を認定する証として、
県が2015年から始めた事業が、
「熊本県ブライト企業推進事業」です。

 

目的とメリット

当事業が開始された目的の背景には、
県全体、県民みんなで、熊本を
盛り上げていきたい……との想いがあります。

つまり、就職、求職などで、
県内の優秀な人材が県外流出をすることなく、
熊本県の活性化を図っていく。

そのために……熊本県では、「ブライト企業」の
認定を制度化し、ブライト企業を増やすことで
労働環境や処遇の好転を推進するとともに、
県内企業の魅力づくりに注力しています。

認定された企業側のメリットは、まずは
就職活動中の学生や求職中の方々に、
「うちはブラック企業ではありません」と、
堂々とアピールできるので、人材確保はOK。

メリットは人材確保だけでなく、取引先などからも
信頼を置いていただけるようになったり、
従業員も愛社精神が深まったりするなど、
生産性の向上にも大いに貢献することでしょう。

 

「ホワイト企業」との違い

ブライト企業に似た言葉、「ホワイト企業」。
聞いたことがあるかもしれません。

これはブライト企業の全国版で、意味も同じ。
とくに、若手社員や女性社員の満足度が高く、
離職率が低い会社が多いみたい。

ちなみに認定元は、各都道府県単位ではなく、
一般財団法人 日本次世代企業普及機構という組織。

全国規模の企業では、パナソニックやデンソー、
トヨタ自動車などが「ホワイト企業」に認定されています。

 

認定の仕組み

基本要件

熊本県認定のブライト企業は、
以下の4つを基本的な認定要件としています。

◎従業員とその家族の満足度が高い
◎地域の雇用を大切にしている
◎地域社会・地域経済への貢献度が高い
◎安定した経営を行っている

 

応募~認定まで

ブライト企業に認定されるには、
企業側から応募し、審査を受ける流れになります。

【応募資格】
①正社員の採用に関する権限がある事業所を熊本県内に有する法人等
②過去3年間における正社員の年間平均離職率が業種平均の離職率よりも低いこと
③今後3年以内に1人以上の正社員の採用予定があること
④直近3年間において、学生等のインターンシップ等の受入れ実績があること
⑤直近2期の決算の営業利益が黒字、または直近の売上が前期より増加していること
⑥過去3年の間に法人等の都合による解雇を行っていないこと
⑦過去3年の間に労働行政にかかる司法処分を受けていないこと等
⑧労働保険、社会保険及び県税の滞納がないこと
⑨その他、公序良俗に反する行為、重大なコンプライアンス違反を行っていないこと等
⑩労働者の過半数を代表する者から応募に関する同意を得ていること

【審査項目】
上記4つの基本的要件に関連する20の審査項目を設定し採点

【認定】
審査項目の得点状況等を基に
熊本県労働審議会で審査後、県が認定(有効期間3年)

 

県内認定企業

授与式は年1回

前年度のブライト企業の認定式は
2018年10月12日(金)、くまもと県民ホール・パレアにて
執り行われました。

同日に認定証を受けたのは95社。

これで県内の認定企業は299社になりました♪

認定企業数

ブライト企業の認定299社になったところで……
ちなみに、県内に企業はどのくらいあるのかしら?

あるところの調べですと、
県内には本社を置く企業だけで、3万5千社以上とか。
プラス、県外企業の支社もあるので、
相当な数の企業があるわね。

それならば!
この、「良い会社!」と、
認められた299社は素晴らしい!!

 

認定企業一覧

認定企業一覧はこちら

*2018年10月末現在

 

 まとめ

独自に「ブライト企業」を制定し、
優良企業を推奨する熊本県の取り組み。

熊本県は、県内活性へのモチベーションが
行政レベルでも高い土地柄です。

ブライト企業の認定から離れたとしても……
熊本県内では多くの個人事業主が活躍しているのは
こうした県全体の活性モチベーションが
後押ししているのかもしれないわ。

この記事を書いたのは

サラミさん