【熊本観光】見ておきたい熊本の重要文化財22選

熊本を旅行や観光しようとした時、困るのが「どこを見ればいいかわからない」という現象が起きる。現に私の友達や先輩が熊本に遊びに来る時は、かならず電話がかかってきて相談されるのだ。確かに、私がまだ関西在住だった時代に熊本へ遊びに来た際もどこを観光しようか迷った経験がある。そこで、今回は、熊本県にある国指定の重要文化財をご紹介。熊本旅行や熊本観光の参考にしていただければ幸いだ。

 

1.熊本城

言わずと知れた熊本一のランドマーク、熊本城だ。熊本城は当然ながら国指定の重要文化財だ。熊本観光の一番の目玉だ。初めて熊本に来る人はもちろんのこと、2回目、3回目の人でも絶対に楽しめるスポットだ。一つ一つの建物や石段、石垣などを詳しく見ていくと熊本城の奥深さにハマること間違いなし。

■基本情報
・名称: 熊本城
・住所: 熊本県熊本市中央区本丸1-1
・営業時間:  3月~11月 8時30分~18時00分(入園は17時30分まで)
・      12月~2月 8時30分~17時00分(入園は16時30分まで)
・定休日:12月30日~31日(29日は特別開園)
・電話番号: 096-352-5900
・料金: 大人500円 / 小・中学生200円
・所要時間: 90分~2時間
・駐車場:
・公式サイト: http://www.manyou-kumamoto.jp/castle/

 

 

2.三池炭鉱 万田坑

ここもジブリ好き、スチームパンク好き、レンガ好き、明治や大正レトロ好き、昭和レトロ好き、歴史好きにはたまらないスポットだ。先般、世界遺産に認定されたので、じっくりと見て回ると面白い箇所がたくさんあるのでオススメだ。

■基本情報
・名称: 三池炭鉱 万田坑
・住所: 熊本県荒尾市原万田200番地2(田坑ステーション)
・営業時間: 午前9時30分~午後5時
・      ◆◆
・定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日が休館となり月曜日は開館。)12月29日~1月3日
・電話番号: 0968-57-9155
・料金: 大人410円、高校生300円、小・中学生200円
・施設ガイド: 10時、11時、12時、13時、14時、15時からの計6回(約30分程度)
・駐車場: あり

 

 

3.三角港

出典:http://kumamoto.photo/archives/

三角港と書いて『みすみこう』と読む。『さんかくこう』と読んでしまいそうだが、ここも先ほどの三池炭鉱 万田坑と一緒に世界遺産に認定された場所だ。この港から三池炭鉱 万田坑で採れた石炭を運び出していたそうだ。明治から昭和にかけてのレトロ感満載だ。また釣りをしている人もいてのんびり過ごすには持って来いの場所だ。

■基本情報
・名称: 三角港
・住所: 宇城市三角町三角浦
・電話番号: 0964-53-0010(宇城市観光物産協会 観光案内所)
・駐車場: 約30台
・公式サイト: http://www.city.uki.kumamoto.jp/misumi/index.html

 

 

4.阿蘇神社

出典:http://kumamoto.photo/archives/

阿蘇神社は日本に500社以上ある阿蘇神社の総本山。特に有名なのは、入り口の門。この門は二階建てで上に屋根があるもので、楼門と呼ばれる種類の門だ。中でもこの阿蘇神社の楼門は日本三大楼門の内の1つなのだ。さらに日本全国的に珍しいのは参道だ。普通の参道はお寺や神社に対して縦に、真正面に作られているのだが、この阿蘇神社の参道は横参道になっている。『横参道』という言葉をGoogleで検索すると1番にこの阿蘇神社が出てくる。さらに、この阿蘇神社の宮司さんは、熊本の歴史でも出てきた古代からの有力氏族である阿蘇氏の末裔なのだ。

■基本情報
・名称: 阿蘇神社
・住所: 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083
・電話番号: 0967-22-0064
・駐車場: あり
・公式サイト: http://www.asocity-kanko.jp/spot/24/

 

 

5.青井阿蘇神社

出典:http://kumamoto.photo/archives/

熊本県初の国宝であり、日本最南端の国宝建築物の青井阿蘇神社。阿蘇神社の分霊社だが、この青井阿蘇神社は阿蘇氏と対立していた相良氏が氏神としていたため、独自の文化を形成したため現在は阿蘇神社との関係は薄い。創建は806年とかなり古く、現在の建物も江戸時代の慶長14年(1609)から18年にかけて建築されたものだ。

■基本情報
・名称: 青井阿蘇神社
・住所: 熊本県人吉市上青井町118
・営業時間: 8:30~17:00
・電話番号: 0966-22-2274
・駐車場: 小型40台大型4台
・公式サイト: http://www.aoisan.jp/

 

 

6.通潤橋

出典:http://kumamoto.photo/archives/

石造りのアーチ橋で日本最大の水道橋。江戸時代に水不足に悩んでいた村民を救うため、布田保之助という人が建設した石橋で、全国的にも有名な”肥後の石工”を集めて作ったと言われている。現在でも放水を見ることができる。放水のスケジュールは公式サイトを見ていただきたい。

■基本情報
・名称: 通潤橋
・住所: 上益城郡山都町長原
・電話番号: 0967-72-1158(山都町役場 商工観光課)
・料金: なし
・駐車場: 大型18台、小型136台
・公式サイト: http://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/map/pub/Detail.aspx?c_id=56&id=395

 

 

7.医王寺 (八代市)

出典:http://5.travel-way.net/~niemon/kumamoto/yatusirosi/dotyu/ioujiniou.html

高野山真言宗の寺院で通称は足手荒神。足や手に病などを抱えている人には効果があるそうだ。創建は詳しくは不明だが平安中期と言われている。その後、キリシタンだった小西行長が取り壊したそうだ。しかし、1665年に再興された。本尊の薬師如来立像は室町頃に作られたとされており、国の重要文化財に指定されている。

■基本情報
・名称: 医王寺 (八代市)
・住所: 八代市袋町5-34
・電話番号:0965-32-7387

 

 

8.雲巌禅寺

出典:http://guide.travel.co.jp/article/11962/

宮本武蔵が自身の剣の極意書である『五輪書』を書く時に篭ったことで有名な洞窟を敷地内に持つ由緒正しい寺院だ。創建は南北朝だと言われている。

■基本情報
・名称: 雲巌禅寺
・住所: 熊本市西区松尾町平山589
・営業時間: 8時00分~17時00分
・電話番号: 096-329-8854
・料金: 大人200円、小人100円
・駐車場:大型5台、小型30台 無料

 

 

9.菊池神社 (菊池市)

出典:http://www.kikuchikanko.ne.jp/modules/group/index.php?lid=80

南北朝時代に南朝側だった菊池氏一族を祀っている神社。しかし、創建は明治元年とされている。敷地内には能舞台もあり、毎年10月13日には狂言や舞が奉納される。また桜やつつじの名所としても知られている。

■基本情報
・名称: 菊池神社
・住所: 熊本県菊池市隈府1257
・営業時間: 9:00~18:00
・定休日:なし
・電話番号: 0968-25-2549
・料金: 大人300円、高・大学生200円、小・中学生100円
・所要時間: ◆◆
・駐車場: 普通車50台、大型バス6台

 

 

10.猫寺生善院 (熊本県水上村)

出典:http://washimo-web.jp/Trip/Nekodera/nekodera.htm

このお寺に伝わる伝説は怖い。無実で殺されたわが子を思い、後を追って死んだ母親。死ぬ間際に母親は飼っていたネコにその無念さを話して死んでいったという。それ以降、この周辺には猫の霊がよく出没し、次々と恐ろしいことが起きた。住民たちは「これはきっとあの母親と子どもの霊のしわざだ」と考え、その霊を静めるためにこのお寺を立たと言われている。入り口付近には狛犬ならぬ「狛猫」が座っているのも特徴的だ。

■基本情報
・名称: 猫寺生善院
・住所: 熊本県球磨郡水上村岩野3542
・電話番号: 0966-44-0068
・駐車場: 5台

 

 

11.西巌殿寺

出典:http://www.asocity-kanko.jp/spots/view/148

熊本県阿蘇市にある天台宗の寺院で、水子供養と火渡りの寺として有名だ。毎年4月13日に「阿蘇山観音まつり」という行事があり、火渡りなどの荒行をして一年間の無病息災を願うというお祭りだそうだ。また、明行寺や長善坊とともに『阿蘇の三大イチョウ』があることでも有名だ。

■基本情報
・名称: 西巌殿寺
・住所: 熊本県阿蘇市黒川114
・電話番号: 0967-34-0928
・公式サイト: http://www.saigandenji.com/index.html

 

 

12.大慈禅寺 (熊本市)

出典:http://tempsera.at.webry.info/201105/article_12.html

熊本県熊本市南区にある曹洞宗の寺院で、大慈寺とも呼ばれる禅寺だ。古くから修行僧がここで修行をしてきたと言われている。また現在でも毎月第三日曜日には一般向けの坐禅会も実施しているので、坐禅に興味がある人も楽しめるはずだ。また敷地内には俳人種田山頭火の句碑も建てられている。

■基本情報
・名称: 大慈禅寺
・住所: 熊本県熊本市南区野田1-7-1
・営業時間: 本堂 夏季5時00分~19時00分 冬季5時00分~18時00分 通用門は常時開放
・電話番号: 096-357-9173
・駐車場: 60台

 

 

13.天草切支丹館

出典:http://blog.goo.ne.jp/udkumamoto/e/1db2c5b625efef8d06190458492b422b

この天草キリシタン館は、写真で見た所すごく新しく見える。こんなところが重要文化財なのか?と思われるかもしれないが、実は、ここは建物ではなくて、中で展示されている『天草四郎陣中旗』が重要文化財なのだ。この旗は1637年に起きた天草・島原の乱で天草四郎が使用した旗と言われている。

■基本情報
・名称: 天草切支丹館
・住所: 熊本県天草市船之尾町19-52(殉教公園内)
・営業時間: 8:30~18:00
・定休日:12/30~1/1
・電話番号: 0969-22-3845
・料金: 一般300円、高校生200円、小中学生150円
・駐車場: 8台、バス3台
・公式サイト: http://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kirishitan/

 

 

14.塔福寺

出典:http://ukiuki.kumamoto.jp/ukispot/touhukuji/

熊本県宇城市にある真宗大谷派の寺院で、元寇で活躍した竹崎季長の菩提寺として建てられた。その関連もあって蒙古襲来絵巻(模写本)が保存されていることでも有名なお寺だ。

■基本情報
・名称: 塔福寺
・住所: 熊本県宇城市小川町東海東45
・電話番号: 0964-43-1051

 

 

15.藤崎八旛宮

出典:http://www.yado.co.jp/kankou/kumamoto/kumamsi/fujisaki/fujisaki.htm

熊本の総鎮守とされ、熊本を代表する神社の1つだ。熊本市街地にあるので観光もしやすい。この藤崎八旛宮は935年に建てられた由緒ある神社で、秋に開催される「藤崎八旛宮例大祭」は楽器を鳴らしながら行われる馬追いが圧巻だ。

■基本情報
・名称: 藤崎八旛宮
・住所: 熊本県熊本市中央区井川淵町3-1
・営業時間: 楼門 4月~9月: 5時30分~20時頃 10月~3月: 6時00分~日没まで(18時頃)
・定休日:なし 大祭中等、一般観光客が立ち入りできない場合あり
・電話番号: 096-343-1543
・駐車場: 約50台
・公式サイト: http://www.fujisakigu.or.jp/

 

 

16.八千代座

出典:http://kumamoto.photo/archives/

熊本県山鹿市にある明治43年建築された芝居小屋だ。現在もいろいろな公演で使用することができる貴重な建物だ。見学だけでもできるので、気軽に訪れて明治時代のレトロ感を味わうのも楽しいはずだ。

■基本情報
・名称: 八千代座
・住所: 熊本県山鹿市山鹿1499
・営業時間: 9:00-22:00
・定休日:毎月第2水曜日、12/29-1/1
・電話番号: 0968-44-4004
・料金: 一般)520円、(中小学生)260円
・駐車場: 10台
・公式サイト: http://www.yachiyoza.com/

 

 

17.本妙寺 (熊本市)

出典:http://minkara.carview.co.jp/userid/157690/spot/48112/

400年以上もの歴史がある、加藤家代々の菩提寺だ。元々大阪にあったこのお寺を加藤清正が熊本に移したそうだ。敷地内の宝物館には加藤清正の遺品や細川家に関する文書など重要文化財が1400点以上が収蔵・展示されている。

■基本情報
・名称: 本妙寺
・住所: 熊本市西区花園4-13-1
・営業時間: 本堂 6時00分~17時00分
・      宝物館 土・日・祝日のみ開館 9時00分~16時30分
・定休日:12月28日~12月31日
・電話番号: 096-354-1411
・料金: 宝物館 大人300円、大学・高校生200円、小・中学生100円
・公式サイト: http://www.honmyouji.jp/index.html

 

 

18.満願寺 (熊本県南小国町)

出典:http://furonavi.blog.jp/archives/50833226.html

鎌倉時代、熊本県小国地方を納めていた北条氏。1274年に元寇をきっかけに北条時定が建てたと言われている。近くには満願寺温泉もあるので、温泉を楽しんだあとに訪れてみるのもおすすめだ。

■基本情報
・名称: 満願寺
・住所: 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺 2292
・駐車場: あり

 

 

19.霊台橋

出典:http://www.town.kumamoto-misato.lg.jp/q/aview/72/1046.html

先ほどの通潤橋にも似ているが、こちらは水路橋ではなく、ただの石造橋だ。しかし、この石造橋は江戸時代に作られた石橋としては日本一の大きさを誇る石橋なのだ。

■基本情報
・名称: ◆◆
・住所: 熊本県下益城郡美里町清水
・電話番号: 0964-46-2111(美里町役場企画観光課)
・駐車場: 30台

 

 

20.六殿神社

出典:http://wakuwaku-kumamoto.com/film/location_search.html?loc=%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E9%81%BA%E7%94%A3

1178年に平清盛の子である平重盛が建てたと言われているこの六殿神社(ろくでんじんじゃ)。毎年10月9日の大祭には、神楽や流鏑馬(やぶさめ)が奉納されることでも有名だ。また、楼門は熊本県の建造物としては一番早く国の重要文化財の指定を受けた。

■基本情報
・名称: 六殿神社
・住所: 熊本市南区富合町木原2378
・電話番号: 096-357-4127

 

 

21.廣福寺 (玉名市)

出典:Wikipedia

1357年に建てられた曹洞宗の寺院だ。先ほどの大慈禅寺と同じ宗派なので、禅寺なのだ。今でも坐禅の体験もできる。

■基本情報
・名称: 廣福寺
・住所: 熊本県玉名市石貫1379
・駐車場: 10台

 

 

22.第五高等学校 (旧制)と熊本高等工業学校

現在の熊本大学の前身であった旧制第五高等学校の跡地だ。この学校では小泉八雲や夏目漱石が教鞭を取ったことでも有名だ。赤いレンガが特徴的な英国風の建物は100年以上も熊本大学のシンボルとして市民や学生から慕われている。

■基本情報
・名称: 五高記念館
・住所: 熊本市中央区黒髪2-40-1(熊本大学キャンパス内)
・営業時間: 10時00分~16時00分(入館は15時30分まで)
・定休日: 毎週火曜日、年末年始、その他不定期で閉館
・電話番号: 096-342-2050
・料金: 無料
・公式サイト: http://www.goko.kumamoto-u.ac.jp/