うお!熊本が1位と2位を独占!熊本観光で必ず行くべき4つの名水・湧水・水源

熊本県は、昔から活火山である阿蘇山の麓にちなんで「火の国」と言われ、県民性も情熱的な人が多いことで有名だ。しかし、実は「火」だけでなく、水も有名なのだ。雨がたくさん降り阿蘇山の恵みを受けて地下にしみ込んだ水は地下水として熊本県の広い地域で生活水として、今も使われている。そんな熊本は「水の都」としても知られているのだ。そして、熊本には名水百選がなんと4つもあるのだ。そう、熊本は水源日本一の県なのだ。ということで、今日は熊本に来たら行くべき水源をご紹介する。

 

名水百選ってなに?

名水百選とは、1985年に環境省が名水とされる湧水、河川、用水、地下水を全国各地から100か所選定したリストのことだ。そして、熊本はこの名水百選に選ばれた箇所が日本一多いのだ。つまり熊本は水が奇麗で美味しい全国屈指の地下水の宝庫なのだ。

 

白川水源

熊本で一番有名な水源はここ。白川水源である。熊本県阿蘇郡南阿蘇村の旧白水村にある湧水で、もちろん、名水百選に選ばれている。驚くのはその水量!なんと毎分60トンもの水が湧き出ているのだ!その豊富な湧水のおかげで透き通った水が特徴的だ。水汲み場もあり、ひしゃくを使って自由に水を飲んだり持ち帰ったりすることができる。ペットボトルなどを持参して持ち帰る人もいるほどだ。また、近くの小川には入ることもできるので、水遊びもできるぞ。夏でも手や足を長く入れられないほど冷たく感じるほどだ。それもそのはず水温は年間通して14℃だそうだ。夏に涼みに行くにはもってこいの場所だ。

 

轟水源(とどろきすいげん)

出典:リターンライダー徒然。

轟水源は、熊本県宇土市宮庄町にある公園内にある水源で豊富な水量が特徴だ。その量、一日なんど3000トン!!水温は白川水源より少し暖かい16度。それでもしばらく手足をつけておくとしびれてくるほどだ。そして、水を口に含んでみると少し甘味を感じる不思議な湧水なのだ。

 

池山水源

出典:「じぃんず」の窓

池山水源は、熊本県阿蘇郡産山村にある湧水で、ここの水量も毎分30トンと豊富なことが特徴だ。水温は白川水源よりも冷たく、通年13.5℃の水温を保っている。もちろん、ここも名水百選に選ばれている。白川水源もそうなのだが、周辺一帯は樹齢200年以上といわれる巨木や樹木に囲まれ、ジブリ映画「もののけ姫」のワンシーンのような光景を楽しむことができるのだ。

 

菊池水源・菊池渓谷

出典:菊池の観光ナビ「きくち物語」

通常、名水百選と言えば「湧水」を思い浮かべる人が多いと思うが、実は河川も含まれているのだ。その珍しい河川の名水百選がこの菊池渓谷だ。菊池渓谷は、阿蘇外輪山の北西部の標高500m~800mの間に位置する1,180haの広大な面積の森と河川から成り立っている。一帯はモミやケヤキなどの天然生広葉樹からなる原生林に覆われ、これこど「もののけ姫」や「ナウシカ」の世界だ。また、熊本では「天然のクーラー」と呼ばれており、夏には避暑にここを訪れる人も多い。水温も13度と低くしびれるほどの清流は人気スポットとなっている。

 

地震後の各地の状況

熊本の行くべき名水と水源の魅力はわかったとしても、今回の熊本地震の後、どのような被害が出ていてどのような状況なのかがわからないと訪れることはできない。今は回復してきているようだが、現に水前寺公園(水前寺成趣園)内の池の湧水は、一時水量が落ち干上がった箇所もあったそうだ。他の水源も被害が気になるところだ。

そこで、ツイッターで状況を皆さんにお聞きしてみた。

 

 

どうにか白川水源、轟水源、池山水源は無事のようだが、菊池渓谷だけはまだ入谷ができないようだ。

ホームページでも警告文が掲載されている。

菊池渓谷入浴禁止

Twitterでも菊池渓谷の入谷再開が待たれている声が出ていたぞ。

 

 

編集後記

自然豊かな熊本。元々その魅力は熊本県各地にたくさんあった。今回の地震で訪れることができなくなっている所があるが、それもいずれ復興し訪れることができるだろう。幸いにも、日本名水ランキング 1、2位の白川水源と池山水源、そして、轟水源は訪れることができる。今年の夏は熊本で名水巡りをして癒されてみてはどうだろうか?