熊本地震で通行不能になっていた俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が開通決定!12月24日

全国的にはあまり報道されていないが、実は熊本地震で阿蘇の西原村にある俵山トンネルも阿蘇大橋と同じく崩落していたのだ。報道されなかった理由や俵山トンネル周辺の被害状況などは日本経済新聞さんが詳しく解説してくれているので、こちら(地震ルポ 誰も報道しなかった「俵山トンネル崩落現場」)を参照していただければ幸いだ。

その俵山トンネルが崩落していた為、俵山バイパスルート(県道熊本高森線)は地震以降通行不能となっていた。しかし、この度、国土交通省は通行可能となると発表した。通行解除は12月24日(土)朝11時からだそうだ。

阿蘇・俵山トンネル12月24日に通行再開(国交相) 熊本地震8ヵ月

俵山トンネル(バイパス)ルートとは

4月14日・16日の熊本地震発生前までは、阿蘇に訪れる人は必ず日常的にこの道通っていたのではないだろうか?しかし、俵山トンネルが崩落してからは、迂回しなければならなく、倍以上の時間がかかる為、気軽に阿蘇に行くことができなくなったり、そこで生活する人たちにとっては死活問題となるくらいだった。また迂回路の道は冬場は凍結が理由で通行止めになることが多い上、急カーブも多かったのだ。今回の復旧開通で安全な通行も確保されるはずだ。

完全復旧なの?

今回の復旧は完全復旧ではなく、あくまでの応急処置的な復旧だという。通行はできるものの一部は旧道などを迂回路として整備して通行を確保するそうだ。また、通行再開後も俵山大橋や大切畑大橋などの復旧工事は継続され、そちらの通行再開時期はまだまだ未定だそうだ。

俵山トンネル(バイパス)ルートの効果

1:益城熊本空港ICから南阿蘇村役場までの所要時間が所要時間が約40分となり10~20分の時間短縮。
2:南阿蘇村役場から隣接する西原村役場までの所要時間についても約20分の時間短縮。
3:凍結による冬季通行止めの恐れが減少し冬季の安全な通行が確保できる。
4:阿蘇地方の復旧工事のスピードアップにつながる。

俵山トンネルルート開通についてのリンク集

まとめ

◆俵山トンネル(バイパス)ルートが復旧・通行再開
◆しかし完全復旧ではなく工事は継続
◆益城熊本空港IC↔南阿蘇村役場が10~20分の時間短縮
◆南阿蘇村役場↔西原村役場までの所要時間が20分の時間短縮
◆凍結による冬季通行止めの恐れが減少し冬季の安全な通行が確保できる
◆阿蘇地方の復旧工事のスピードアップにつながる

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俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が12月24日に開通 – 国土交通省