【せく】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今週の方言・熊本弁は『せく』

今週の熊本弁は、4つの意味がある熊本弁。今日はそのうちの2つをご紹介。これは熊本に来るまで聞いたこともなかった言葉だった。

 

使い方

1:「あとぜきしなっせ!」

2:「胃のせくごたぁ」 

 

 

関西弁で言うと

1:「そこ!閉めぇ!」

2:「胃ぃ、痛いわぁ」

 

標準語

1:「そこ閉めて!」

2:「胃が痛い気がする」

 

意味

1:(扉や戸などを) 閉める

2:痛い

語源を勝手に妄想してみる

まずは1の「閉める」という意味の「せく」から語源を妄想してみよう。おそらく「せき止める」という動詞から派生しているのではないだろうか?

そして、2の「痛い」の「せく」だが、江戸時代に使われてた古語で、急にお腹や胸が痛むことを「癪(しゃく)が差す」という表現をしていたそうだ。もしかしたら、その「癪(しゃく)」が訛って「せく」になったのでは?

 

エピソード

それにしても「せく」という1つの言葉で4つの意味を表すなてすごすぎる!なかなかこういう方言や熊本弁はお目にかかれないのでは?

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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