【あってる】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今週の方言・熊本弁は『あってる』

今週の熊本弁も未だに慣れずに少し混乱してしまう方言だ。関西人からすると不思議な響きなんだよな~。

 

使い方

「炊き出しあってますよ」

「今その番組あってるよ」 

 

 

関西弁で言うと

「炊き出しやってんでぇ~」

「今その番組やってるで!」

 

 

標準語

「炊き出しが行われていますよ」

「今その番組が放映されているよ」

 

意味

やっている / 行われている

 

語源を勝手に妄想してみる

語源は、「ある」からだろう。存在の有無を示す「ある」「なし」を表しているのだろう。

 

エピソード

関西では「行われている」という状態に重きを置くので「やっている」と表現するのではないだろうか?一方熊本では存在自体に重きを置いているのではないだろうか?さらに熊本は存在を表すと同時にその存在や動作が継続されているというニュアンスを出すために進行形の「~している」を付け加えているのかもしれない。

実は今回のネタは関西出身で熊本市在住の読者さんから提供していただいたネタだ。私も不思議だなと思っていた方言だったので、なんだか嬉しくなってご紹介させていただいた。「存在が進行する」という不思議な感じ。結構好きな熊本弁だったりする(笑)

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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