【あからん】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

熊本弁講座あからん

どぎゃん言うと?熊本弁・方言講座

今日の方言・熊本弁は『あからん』

またまた関西弁に似ている熊本弁を見つけぞ!!そう書くともう答えがわかってしまうのだが(笑)

でも、思わず「あ!似てる!」と興奮してしまったので、しかたない(笑)

 

使い方

「ちゃんとせんばあからんて言うとっとでしょ!」

「こんトマトはあからんな」

「蓋のあからん」

「夜のあからんとでけんばい」

 

標準語

「きちんとしないとダメって言っているでしょ!」

「このトマトはダメだねぇ」

「蓋が開かない」

「夜が明けないとできないね」

 

 

関西弁で言うと

「しっかしゃなあかんて言うとるやろが!」

「このトマトはあかんなぁ」

「蓋、開かへんわ」

「夜、明けなできへんな」

 

意味

だめ・いけない / 開かない、明かない

 

語源

関西弁の「あかん」の語源は「らちが明かぬ」の「明かぬ」からだそうだが、もしかしたら熊本弁の「あからん」もそうなのかもしれない。「明かない」がもともとの意味だったのを「開かない」にも転用したのかもしれない。

 

エピソード

私がこの熊本弁を聞いたのは、おじいちゃんがトマトの収穫していて「こんトマトはあからんな」といったのが初めてだった。てっきり「このトマトは赤くないなぁ」と言ったのだと思ったが、違う意味だった(笑)

それはそうと、やっぱり熊本弁は関西弁に似ているのかもしれない。他にももっと見つかりそうで楽しみだ。見つかり次第またご紹介していくつもりなので、お楽しみに。

 

※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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