【さしより】の意味と使い方|熊本弁方言講座(関西弁・大阪弁、京都弁、奈良弁でも解説)

どぎゃん言うと?熊本弁講座

今日の方言・熊本弁は『さしより』

今日の方言は熊本に来て1番に覚えた熊本弁だ。私が熊本に引っ越してきた初日、嫁の家族と一緒に焼き鳥屋に行った時に覚えた記念すべき熊本弁だ。

使い方

焼き鳥屋にて

「さしよりビール5杯と適当に焼き鳥盛り合わせば持ってきて」

 

意味

とりあえず、さしあたり

 

翻訳

「さしより、ビール5杯と適当に焼き鳥盛り合わせば持ってきて」 

「とりあえず、ビール5杯と適当な焼き鳥の盛り合わせをお願いします」

 

実は義理の父がこのセリフを店員さんに言ったのだが、私はこの時「さしより」を「刺盛り」と思い込んでしまった。そして、待てど暮らせど「刺盛り」が来ないので、気を利かせたつもりで店員さんを呼び「すみません、一番初めに頼んだ刺盛りがまだ来てないんですが・・・」といった所、家族全員が「そぎゃんもんは頼んどらんよ?」と・・・店員さんも「それは通ってないですね。頼みますか?」と・・・「いや!絶対一番初めにビールと一緒に頼みましたよ!!」と全員に伝えたら・・・義父が「それは『さしより』たい!!『刺盛り』じゃなかよ!『さしより』たい!」と教えてくれ、一同大笑いだった。この一件以来、『さしより』という熊本弁には敏感になったのでした。

 
※紹介中の熊本弁は古いものも含まれています。ご了承ください。

※例文や関西弁バージョンには他の言い回しもあります。あしからず。

 

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