ジブリ・ラピュタの主人公パズーの職場を見つけた!?世界遺産の万田坑に行ってみたらラピュタの世界感満開で大興奮だった!

突然だが、私はジブリが好きだ。中でも天空の城ラピュタが一番のお気に入り。特に火事で燃え盛る塔の上で、シータがパズーの迎えを信じて待っていて、パズーが期待通り現れるシーンが大好きだ!

パズーはフラップターという2人乗りの小さな簡易飛行機のようなもので、何度も塔の上のシータに近づこうとするが、火が強くてうまく塔に近づけない。そして、「最後のチャンスだ」と心を決めて、操縦桿から手を離し、宙ぶらりんになりながら、シータのいる塔の前まで勢いよく飛んでいく!!そこへ!シータが「パズーは絶対私を救ってくれる!」と信じて塔から飛び降りる!!!「パズー!!!!」「シータぁぁぁ!!!」「ぎゅー!」「ブーン」と見事パズーはシータを抱きしめ、再度操縦桿を握りなおし、助け出したのであった。

と、ラピュタが好きすぎて熱く語りすぎたが、今日はラピュタの紹介ではないのだ。世界遺産の万田坑の紹介なのだ。

みなさんは「世界遺産の万田坑とラピュタがどう関係するの?」とお思いだろう。私もまさか万田坑がラピュタと関係するとは思ってもみなかった。

万田坑は映画『るろうに剣心:京都大火編』のロケ地になったことは有名で、現地でもガイドさんたちが、撮影のあった場所やどのシーンなのかなど説明をしていた。訪れた人たちも熱心にその場所を撮影していた。ちなみに以下が、映画『るろうに剣心』で撮影された場所だそうだ。

しかし、私にとっては、そんなことはどうでもよく、「正直、世界遺産と言っても面白い所はあるんかなぁ?」と思いながら見て回った。結論から言うと、面白い所が満載だったのである!歴史も世界観もすごく好きな分野の世界遺産だった。

まず、1番初めに感じたのは、「ラピュタのパズーの職場だ!」ということ!

ジブリ『天空の城ラピュタ』を観たことがない人にとっては、「なんのこっちゃ!」だと思うので、スルーするか、レンタルして観るかしていただくとありがたい。

ラピュタの冒頭のシーンにパズーの職場が出てくる。シータが空から降って来た?落ちてきた?のを仕事中のパズーが見つける。とりあえず、シータを抱きかかえ、高い所に寝かせて、仕事に戻る。パズーは、炭鉱の地下から鉱石を引き上げるエレベーターの操作中、シータが気になり操縦席からシータが寝ている場所を見上げる。地下から親方の怒鳴り声とけたたましいベルの音で、パズーはエレベーターを急停止させる!というシーンだ。

そのパズーが操縦していたエレベーターの操縦席がこちら。

中央の青白い横長の装置が操縦席だ。右側の取ってを引いたり押したりしてスピードなどを調整するようだ。本当ならラピュタの画像を紹介したいところだが、著作権の関係でご紹介できないのが残念だ。

パズーが空から降りてきたシータを抱え寝かした所が上記の写真の桟橋のような部分に似ている。まさにパズーの職場だ!と1人で興奮して写真を撮った。

実は、私はこの万田坑に来るまで、パズーが炭鉱で働いていたということを気に留めたことはなかった。しかし、大きな歯車やエレベーター、大きな滑車を見て、思わず「ラピュタや!」とつぶやいてしまった。

るろうに剣心の世界観も好きなんだが、ラピュタの世界観も大好きな私にとっては、見所満載の世界遺産だった。

さらに、以前に、小学生の娘が学校の遠足で、通潤橋という石を積み上げた水路の橋を見学に行って、レンガの積み方には、「フランス積み、オランダ積み、小口積み、長手積みなどがある」と、いろいろな積み方があると教えてくれた。私にとっては、レンガの積み方なんて1つしか無いと思い込んでいたため、レンガの建物を見るたびにどの積み方かを観察するのも楽しみの1つになっていた。

群馬の世界遺産、富岡製糸場に行った時も娘がレンガ積みを解説してくれた。今回は娘は一緒に行けなかったが、1人でレンガにも注目して観察していた。ここ、万田坑のレンガの積み方はイギリス積みだ。他の積み方などはまた別の機会にご紹介するとして、今回はイギリス積みの紹介だけ。

イギリス積みは、上記のように長いレンガと短いレンガを1行ずつ交互に積み上げていく方式。実際の万田坑のレンガもこのようになっている。

このレンガも113年前からあると思うと感慨深いものがあった。当時の人が一つ一つ積み上げたレンガを今も触ることができるなんて。

どんな思い出このレンガを積んでいったのだろう。

他にも注目すべき所もたくさんあるのだろうが、今回は万田坑そのものの歴史などより、ラピュタの世界観に近づけたことが大興奮で、それをお伝えしたかった。興奮のあまり支離滅裂な記事になっているのがお見苦しいが、ぜひ、天空の城ラピュタを見てから、この世界遺産万田坑に行ってみて欲しい。スチームパンク好きやラピュタの世界観好きには、きっとたまらない場所に違いない。オススメの場所だ。

 

※ご注意
この世界遺産『万田坑』は、天空の城ラピュタのモデル地ではございません。記者が勝手に「似てる!」と感じて興奮したがけですので、あしからず。

[info-start]
【三井三池炭鉱旧万田坑】
TEL  :0968-57-9155
住所 :熊本県荒尾市原万田200番地2(万田坑ステーション)
入館料 :万田坑跡:大人400円、高校生300円、小・中学生200円
開館時間 :9時30分~17時
休館日 :月曜日(祝日の場合は、翌日)年末年始(12月29日から1月3日まで)
駐車場 :あり(大型バス5台、中型バス3台、乗用車72台駐車可能)

[info-end]